ヒナノヒガサ

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ヒナノヒガサ
2011-10-28 Rickenella fibula (Bulliard- Fries) Raithelhuber 178120 cropped.jpg
分類
: 菌界 Fungi
: 担子菌門 Basidiomycota
: ハラタケ亜綱 Agaricomycetidae
: タバコウロコタケ目 Hymenochaetales
: ヒナノヒガサ科 Repetobasidiaceae
: ヒナノヒガサ属 Rickenella
: ヒナノヒガサ R. fibula
学名
Rickenella fibula
(Bull.) Raithelh. (1973)
シノニム
  • Agaricus fibula Bull. (1784)
  • Omphalina fibula (Fr.) Quél. (1886)
和名
ヒナノヒガサ
ヒナノヒガサ
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菌類学的特性
子実層にひだあり

傘は湾生形

もしくは漏斗状
子実層は垂生形
柄には何も無い
胞子紋は
生態は腐生植物
食用:食用可能だがまずい

ヒナノヒガサ、学名Rickenella fibula、あるいはOmphalina fibulaは、ヒナノヒガサ属英語版 Rickenella に属す菌類の一種。は非常に小さく、通常は直径1センチメートル (0.4 in)未満である[1]。コケ類に寄生し、北半球に広く分布[2]

傘、0.3-1cm、半球形で中央が窪んでいる[2]。柄は3-5cm、1-2mm[2]。胞子紋は白[2]

林や庭園のコケの間に群生する[3]。傘を拡大して見ると、微細な毛であるシスチジアが生えている[3]。通常、他のキノコではシスチジアの観察には顕微鏡が必要だが、このキノコでは虫眼鏡で観察できるほどの毛である[3]。日本では夏から秋に発生し、7月の京都での発生事例がある[3]。他に北海道[4]、東北地方[5]、石川県[6]

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シロシビンゲネロミンを含むとされる[3]。幻覚成分であるシロシビンを含むキノコ類は、日本の麻薬及び向精神薬取締法における麻薬原料植物(菌類だが)として故意の所持・使用は規制されている[3]

しかし、小型でシロシビンの含有量が少ない[7]。研究者が抱く疑問には、成分が微量しか含まれないキノコはどういった扱いになるのかといったものがある[3]

出典[編集]

  1. ^ Jean-Louis Lamaison, Grand guide encyclopédique des champignons.
  2. ^ a b c d トマス・レソェ『世界きのこ図鑑』前川二太郎訳、新樹社〈ネイチャー・ハンドブック〉、2005年、36頁。ISBN 4-7875-8540-1 DK handbook of mushrooms
  3. ^ a b c d e f g 長沢栄史『日本の毒きのこ』学習研究社、2009年、増補改訂版、101、269頁。ISBN 978-4-05-404263-6
  4. ^ 高橋郁雄、本多政史『新版 北海道きのこ図鑑』亜璃西社、2007年、増補版。ISBN 978-4-900541-72-6
  5. ^ 工藤伸一、長澤栄史、手塚豊『東北きのこ図鑑』家の光協会、2009年。ISBN 978-4-259-56261-8
  6. ^ 池田良幸『追補北陸のきのこ図鑑 付・石川県菌蕈集録』橋本確文堂、2014年。ISBN 978-4-89379-164-1
  7. ^ 新井文彦. “きのこの話 ヒナノヒガサ”. ほぼ日刊イトイ新聞. 2017年12月5日閲覧。

外部リンク[編集]