ヒカリキノコバエ

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ヒカリキノコバエ属
Arachnocampa luminosa larvae.jpg
Arachnocampa luminosa の幼虫
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
亜綱 : 有翅昆虫亜綱 Pterygota
下綱 : 新翅下綱 Neoptera
上目 : 内翅上目 Endopterygota
: ハエ目 Diptera
亜目 : 長角亜目 Nematocera
下目 : ケバエ下目 Bibionomorpha
上科 : キノコバエ上科 Sciaroidea
: キノコバエ科 Mycetophilidae
: ヒカリキノコバエ属 Arachnocampa
Edwards, 1924
和名
ヒカリキノコバエ、ツチボタル
英名
Glow worm(の一部)
  • Arachnocampa luminosa など

ヒカリキノコバエ(光茸蝿)とはハエ目(双翅目)キノコバエ科ヒカリキノコバエ属に分類される昆虫の総称である。この幼虫は青白い光を発するため土ボタルとして知られており、オーストラリア、ニュージーランドなどで洞窟観光資源の一つとされ、観光分野(ツアーパンフレット、ツアーサイトなど)でもそのように表記される。また、英名(glow worm)どおりグローワームとも呼ばれる昆虫である。日本で土ボタルといえば、ホタル類の幼虫、特にマドボタルの幼虫を指すことがおおい。

分布[編集]

オーストラリア東海岸、ニュージーランド

生息地[編集]

オーストラリア[編集]

ニュージーランド[編集]

生態[編集]

幼虫は洞窟や洞穴などの天井に生息している。粘液を20から30mm、長いものでは30から40cmもたらす。暗闇でルシフェリンにより青白い光を発し、虫を誘き寄せて粘液で絡め取り捕食する。幼虫の期間は約6ヶ月から12ヶ月である。成虫は口を持っておらず、交尾をし、産卵を終えるまでの数日間で死んでしまう。

人との関わり[編集]

日本では多摩動物公園の昆虫園本館でヒカリキノコバエ(Arachnocampa richardsae)の幼虫が見られる。

オーストラリアやニュージーランドの観光業界においては、宮崎駿監督アニメ「天空の城ラピュタ」に出てくる飛行石は、このヒカリキノコバエの幼虫であるいわゆる“土ボタル”がモデルになったとされることがある。しかし、スタジオ・ジブリはオーストラリアに関してはモデルにしたことはないと否定している[2]

脚注[編集]

  1. ^ 八丈ビジターセンター (2006年11月28日). “ニッポンヒラタキノコバエ”. 2009年1月25日閲覧。
  2. ^ スタジオジブリ日誌 2002-12-10” (2002年12月10日). 2010年4月25日閲覧。

関連項目[編集]