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パオラ&キアラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
パオラ&キアラ
出身地 イタリアの旗 イタリアロンバルディア州ミラノ
ジャンル ポップス
活動期間 1997年 - 2013年
メンバー キアラ・イエッツィ
パオラ・イエッツィ

パオラ&キアラ: Paola&Chiara 、または Paola & Chiara)は、イタリアミラノ出身の姉妹デュオのシンガーソングライターである。 妹で黒髪のパオラ、および姉で金髪のキアラのメンバーで構成される。

イタリア語で「&」の意味に相当する単語は「e(エ)」であるため、一般的には「パオラ・エ・キアラ」と読む。イタリア国内のメディアなどでは、「Paola e Chiara」と表記されることも多いが、これは誤記であり、公式な表記はデビュー時から一貫して「&」である。

当初は、「&」の両側にスペースのある「Paola & Chiara」であったが、2007年以降はスペースのない「Paola&Chiara」の表記を使用している。

略歴

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姉のキアラ・イエッツィ(Chiara Iezzi)は、1973年2月27日生まれ、妹のパオラ・イエッツィ(Paola Iezzi)は1974年3月30日生まれ。ともにミラノ市中心部のコルソ・センピオーネ付近にて生まれ育つ。両親の名はグイド(Guido)とフランチェスカ(Francesca)。

父グイドがテレビ関連の仕事についていた影響から、主にギターを用いた音楽教育に力を注がれる。ギターの他に、パオラは主にフルートを、キアラはトランペットを得意としている。

ほぼすべての楽曲を二人で自作するシンガーソングライター・ユニットである。ただし、他ミュージシャンへの楽曲の提供は今のところ行なっていない。(コーラスなどでの参加曲は多数あり)

作曲はすべてギターを使用している。ライヴでは、まれにギター演奏を披露することもある。

1992年ごろから端役でミュージック・ビデオなどに出演し、またセミプロ・バンドの Elefunky や Gli Eclysse などの活動をスタートさせる。

1994年から95年にかけて、マックス・ペッツァーリ(Max Pezzali)のソロとなった883の バンド・メンバーに招かれ、主にコーラスと金管楽器を担当する。

883のアルバム『La Donna, Il Sogno & Il Grande Incubo』には、コーラス担当としてクレジットされているほか、同時期にリリースされた883のヴィデオ・クリップ集『La Donna, Il Sogno & Gli Altri Video』では全編に出演もしている。

96年はじめに883を脱退し、一時期は大学などへ進学するも、97年のサンレモ音楽祭にオリジナル曲の「Amici Come Prima(昔のままの友だち)」で新人として出場し、最優秀新人賞を獲得する。

同年、アルバム『Ci Chiamano Bambine(私たちはまだ幼いと言われる)』を、ソニーミュージックよりリリース。

98年、および05年のサンレモ音楽祭にはビッグ部門で出場。

2000年4月リリースのシングル「Vamos a bailar (esta vida nueva)」は、同年夏の音楽祭 Festivalbar で1位に選出され、その年のイタリア人シングル曲として年間総合1位のセールスを記録する、代表曲となった。また同曲の収録されているアルバム『Television』は、のちに英語盤・スペイン語盤も作成され、欧州全域と南米を中心に各地でリリースされた。

おなじアルバムからのシングル・カットである「Amoremidai」「Viva el amor!」「Fino alla fine」も2001年にかけてヒットし、イタリアのポップス音楽界での地位が確立された。

以後、8枚のオリジナル・アルバム、1枚の公式ベスト盤、その他多数のシングルや他言語版アルバムをリリースした。

2013年7月8日をもってデュオを公式に解散した。5日にフォルリ=チェゼーナ県チェゼナーティコで行なわれたイヴェントが、デュオでの最後の出演となった。

2022年7月15・16日、Max Pezzali (883) のサン・シーロ・スタジアムでのコンサートにて、883の元コーラス隊として、Paola&Chiara 名義で出演した。さらに同年8月5日の Jovanotti の野外ライヴにもゲスト出演し、自曲を披露した。

2022年12月5日、翌23年2月開催予定のサンレモ音楽祭Big部門に、Paola&Chiara として出場することが公式にアナウンスされた。これにより本格的にデュオ復活となる見込み。

ディスコグラフィ

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アルバム

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  • Ci Chiamano Bambine (1997) ※再編集盤は1998
  • Giornata Storica (1998)
  • Television (2000) ※英語盤・スペイン語盤もあり。再編集盤は2001
  • Festival (2002)
  • Blu (2004)
  • Greatest Hits Paola & Chiara (2005) ※公式ベスト盤。通常盤とDVD付き限定盤がリリースされた
  • Win the Game (2007)
  • Milleluci (2010)
  • Giungla (2013)

シングル

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  • Amici Come Prima (1997)
  • Amore Mio (1997)
  • Ti Vada o No (1997)(ディスニー映画『ヘラクレス』主題歌のイタリア語版)
  • Per te (1998)
  • Colpo di Fulmine (1998)
  • Non puoi dire di No (1998)
  • Nina (1999)
  • Vamos a bailar (esta vida nueva) (2000)
  • Amoremidai (2000)
  • Viva el Amor! (2001)
  • Fino Alla Fine (2001)
  • Festival (2002)
  • Hey! (2002)
  • Kamasutra (2003)
  • Blu (2004)
  • A Modo Mio (2005)
  • Fatalità (2005)
  • Second Life (2007)
  • Cambiare Pagina (2007)
  • Vanity & Pride (2008)
  • Emozioni (2009)
  • Pioggia d'estate (2010)
  • Milleluci (2010)
  • Divertiamoci (perché c'é Feeling) (2013)
  • Furore (2023)

ソロ活動

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  • Nothing at all (2007) ※キアラのソロ、別アレンジ盤「Nothing At All remixed」、「Walking on the Moon」もあり
  • Alone (2009) ※パオラのソロ、別アレンジ盤「Dancing Alone」もあり
  • Xcept You (2012) ※パオラのソロ、別アレンジ盤「Xcept You (Reloaded Remixes)」もあり

ゲスト参加

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  • Be my lover (2004) - Pyroclastic のシングルへの参加
  • In Adorazione Di Te (2012) - Stiv のシングルへの参加(パオラのみ、Stiv & Paola Iezzi 名義)
  • ほか多数

脚注

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外部リンク

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オフィシャル・サイト(イタリア語)