バックラッシュ

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バックラッシュ(Backlash)とは、ある流れにたいする「反動」「揺り戻し」の意味である。[要出典]

男女平等男女共同参画ジェンダー運動などの流れに反対する運動・勢力が、「バックラッシュ」と呼ばれている[1][2][3][4][5][6]

日本のジェンダーにおける「バックラッシュ」[編集]

フェミニストの主張[編集]

フェミニストらによると、日本では1990年代頃から2000年代前半にかけて、日本会議神道政治連盟などの団体が、ジェンダーフリーや「過激な性教育」及び選択的夫婦別姓制度導入などに対する反対運動を行うようになったとしている[2][7][6]山口智美は、新生佛教教団の関連メディアである日本時事評論社が「フェミニズムへのバックラッシュのいわばリーダー的な役割をはたしている」と主張した[8]

ジェンダーフリーと共産主義[編集]

ジェンダーフリー運動を左翼活動とみなし、「ジェンダーフリーは連合赤軍の思想そのもの」だとする批判もある[9]産経新聞、統一教会系の世界日報正論などの保守メディアは、反共、反フェミニズムの流れからジェンダーフリーや「過激な性教育」を批判した[10]

一方、フェミニスト側は「ジェンダーフリーと共産主義は仮に支持する人が重なっていたとしても偶然であって、基本的には別の思想である」と反論している[11]。また、「バックラッシュ側が主張する「過激な性教育」の多くが事実に基づかない誇張である」とも反論している[2][8]

裁判[編集]

2004年3月、大阪府豊中市が、男女共同参画推進センター『すてっぷ』の非常勤の館長・三井マリ子を雇止めした。2004年12月、三井は、男女平等に反対する勢力の圧力に屈した不当な雇止めとして同市と施設の管理財団を提訴し、この裁判を「バックラッシュ裁判」と呼んだ[1]

脚注[編集]

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  1. ^ a b 三井マリ子浅倉むつ子 編『バックラッシュの生贄』、旬報社、2012年
  2. ^ a b c 山口智美; 斉藤正美; 荻上チキ (2012). 社会運動の戸惑い フェミニズムの「失われた時代」と草の根保守運動. 勁草書房.
  3. ^ Laurie A. Rudman and Peter Glick, "The Social Psychology of Gender: How Power and Intimacy Shape Gender Relations", 2012.
  4. ^ 細谷実「男女共同参画に対する最近のバックラッシュについて」、We learn 2003年8月号
  5. ^ Laurie A. Rudman and Peter Glick, "Prescriptive Gender Stereotypes and Backlash Toward Agentic Women", J. Social Issues, 57(4), 2001, pp. 743-762.
  6. ^ a b 鈴木 彩加、「主婦たちのジェンダーフリー・バックラッシュ」、 ソシオロジ、通巻 171号 Vol. 56 (2011) No. 1
  7. ^ 三井マリ子 (2012). 浅倉むつ子; 三井マリ子. ed. バックラッシュの生贄 フェミニスト館長解雇事件. 旬報社.
  8. ^ a b 上野千鶴子宮台真司斉藤環小谷真理鈴木謙介後藤和智山本貴光吉川浩満澁谷知美ジェーン・マーティンバーバラ・ヒューストン・山口智美・小山エミ瀬口典子長谷川美子荻上チキ 『バックラッシュ! なぜジェンダーフリーは叩かれたのか?』 双風舎2006年、265-267頁。ISBN 4902465094
  9. ^ 『新・国民の油断』PHP研究所
  10. ^ 上野千鶴子「バックラッシュ!: なぜジェンダーフリーは叩かれたのか?」、双風舎、2006年。
  11. ^ 『Q&A 男女共同参画/ジェンダーフリー・バッシング―バックラッシュへの徹底反論』明石書店

参考文献[編集]

関連項目[編集]