ノート:松木敏彦

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数学者の評価について[編集]

まず、国際数学者会議の招待講演者とは何なのかを国際数学連合総裁のインタビュー記事で確認しておきます。

https://www.yomiuri.co.jp/choken/kijironko/cknews/20221027-OYT8T50124/

2022/10/31 14:13 読売クオータリー2022秋号

【インタビュー】数学は世界の混沌を救えるか 中島啓・国際数学連合(IMU)次期総裁

「国際数学者会議は3000人以上の「純粋数学」の研究者が集まる世界最大の研究集会です。数学をどのように使うかを研究する「応用数学」とは異なり、純粋数学は純粋にわからないことを追求します。純粋数学の研究分野は多岐にわたりますが、会議ではあえてテーマを決めずに、各分野をリードする研究者に自由に講演してもらいます。誰に講演してもらうかは、3年ほど前からIMUが個々の業績などを調べて決めており、会議で講演することは数学者にとって大変な栄誉とされています。」


数学者の世界では数学の原著論文での業績が全てとされます。数学者のコミュニティでは「彼(女)は数学者だ」というのは最大級の誉め言葉、山ほどエッセイを書いて世間一般では高名であっても、数学上の業績がなければ「数学者ジャナイ」とされます。

招待講演者というのはその時代の一流の数学者達が選んだその時点での「イケてる数学者」なのです。

数学はインターナショナルな学問で、日本国内の賞は世界に出ていけばそれほど意味がありません。講演では「〇〇年のICM招待講演者の方です」という紹介があれば、それだけで通用します。

この人の経歴は、数学者にとってはある意味でもう一つの理想的な生き方です。

世俗的には「京都大学名誉教授」という十分な称号、アカデミズムの世界では「元京都大学理学部数学教室教授」というそれなりの敬意を受けられる肩書、国際的・数学界的には「ICM招待講演者」という肩書を持ちつつ、さっさと私学に移籍して面倒な学内用務や院生指導は避け、その昔の高等遊民と呼ばれた優雅なエリート達が理想とした旧制高等学校教授のポジション同様に教養課程の学生相手に講義するだけで、あとは悠々と自分の好きな研究に充てることができる。

弟子を育てるポジションではないけれど、入門書も書いてキャリアの最後には分野の専門書を書いて後代に残す。

論文発表の状況を見れば、京都大学を退官した後も普通に論文を書きつづけていますね。--G3Copier会話2023年5月19日 (金) 06:39 (UTC)[返信]

再作成しました[編集]

国際数学者会議との連携項目です

日本からの招待講演者について、全員の参照ページを作成中で、この松木さんの再作成で全員の参照ページが揃います。

特筆性がないとの理由で削除されものについて、業績等の記述を追加し内容を変更しての再作成になります。

単独では(特に数学分野への興味の薄い方にとって)特筆性がないように見えるかもしれませんが、招待講演者全員についてどのような人なのかを簡易に参照できるように全員のページを用意することには十分な意義があるものと思います。--G3Copier会話2023年6月23日 (金) 02:29 (UTC)[返信]