ノート:強化ワイン

ページのコンテンツが他言語でサポートされていません。

ワインの分類について[編集]

『世界の名酒事典』96年版(講談社)(ISBN 4-06-207815-5)には、ワインのタイプとして製造法との関連から次の4種類とされています。

  1. スティル・ワイン(非発泡性ワイン)
  2. スパークリング・ワイン(発泡性ワイン)
  3. フォーティファイド・ワイン(酒精強化ワイン)
  4. アロマタイズド・ワイン(香味付けワイン)

現在の項目「強化ワイン」は上の3、4がまとめられているようで、「酒精強化ワイン」は「強化ワイン」へのリダイレクトになっています。アロマタイズド・ワインでもブランデーを添加する場合も多いとあるので、この2者の分類はあいまいなところもある気はしますが、この「強化ワイン」の概念は、なにか出典があるのでしょうか。--みっち 2008年8月27日 (水) 00:42 (UTC)[返信]

その後、手持ちの『ワインの本』(辻静雄著、新潮文庫、(ISBN 4-10-127502-5))を調べたところ、「ワインの一族」として、「通常のワイン、泡の立つワイン、アルコール強化ワインといった三つの大きなグループで考えることができます」という記述がありました。この「アルコール強化ワイン」は、説明に「醸造段階で決められた性格」、「代表格はポルトー、シェリー、マデイラなど」としてあることから、いわゆる酒精強化ワインを指しており、ヴェルモットは対象としていないと思います。
ところで、英語版はどうなっているのか見たところ、ヴェルモットを含めており、現在の日本語版「強化ワイン」の記述はここから来ているのではないかと思います(GFDLの履歴継承はなされていませんが)。英語版「ヴェルモット」のノートen:Talk:Vermouth#Why is this "fortified"?でフォーティファイド・ワインに含められていることについて疑問が出されているようですが、私は英語がダメで、結論までは理解できていません。日本語版「ベルモット」は「アロマタイズド・ワイン」(「強化ワイン」へのパイプリンク)とされています。
また、ヴェルモットと似た製造法をとるキール (カクテル)は、『世界の名酒事典』ではヴェルモット同様にアロマタイズド・ワインに分類されているのですが、ウィキペディアではキールは「強化ワイン」でなくカクテルとされており、英語版も日本語版も同様です。この違いもなぜなのかわかりません。
ワインに関する手持ち資料は上記の二つしか持っておらず、これですべてを判断するわけにはいきませんが、ヴェルモットなどを含めて「強化ワイン」とする括り方は少なくとも日本語として大勢とはいえないように思います。このまま典拠が示されなければ、私としては手持ちの資料をもとに、現在リダイレクトになっている「酒精強化ワイン」を記事化し、別途「アロマタイズド・ワイン」(もしくはフレーヴァード・ワイン)を立ち上げたいと考えています。この項目については、理由は不明ですが外国語版のフォーティファイド・ワインでなくマルサラワインにリンクしているようなので、そのままマルサラワインの記事としてはどうでしょうか。--みっち 2008年9月4日 (木) 09:19 (UTC)[返信]
とりあえず手持ちの書籍を当たってみました。『ワインの教科書』 木村克己 著、新星出版社(2006) ISBN 978-4405091412 では特に分類されていないです。『ワインを愉しむ基本大図鑑』 辻調理師専門学校・山田健 監修、講談社(2007) ISBN 978-4062136945 では、巻末で他のワインとは別に「混成種」の一種としてリキュール(蒸留酒ベース)、フレーバードワイン・フォーティファイドワイン(ワインベース)として紹介されていました。フォーティファイドワインの説明には別称として「酒精強化ワイン」と記述されています。
上記後者のワインベースのものがここで言う「強化ワイン」に該当するのでしょうけど、それをサポートするような記述はありませんでした。なので、資料に基づいた酒精強化ワインの新規作成に賛成します。作成後にフォーティファイドワインアルコール強化ワイン、(このままなら)強化ワインをリダイレクトしてはどうでしょう。本記事の内容や履歴を継承する必要は無いと思います。アルコールを強化していないものについてはフレーバードワインを新規作成、フレーヴァードワインアロマタイズドワインなどをリダイレクトが良いと思います。
酒精強化ワインについては、立項していただけるならば自分もできる範囲で加筆します。また、現記事はマルサラワインの下地としてもあまり有効でない気がするので、こちらは必要ならば別途新規に立項したいと考えています。ちなみにキールがカクテル扱いなのは、多くの場合提供の直前に調製されるレシピである(混合後に瓶詰めしない)からだと思います。- NEON 2008年9月5日 (金) 02:38 (UTC)[返信]
レスポンスいただき、また「酒精強化ワイン」の立項に賛成いただきありがとうございます。フレーバードワイン・フォーティファイドワイン(ワインベース)として並べられているということからすると、「強化ワイン」という呼び方の妥当性は別として、本項の括り方そのものにも一理あるのかもしれないですね。
とりあえず、立項についてはローカルで準備をすすめており、できれば数日内に立ち上げたいと思います。アロマタイズド・ワインの項目名についてはこだわらないので「フレーバードワイン」で準備します。キールのカクテル扱いについては納得しました。瓶詰めもあるようで、「フレーバードワイン」でも触れることになるでしょう。
現記事の扱いについては、外国語リンク以外の点ではおっしゃるとおりマルサラワインの下地としては適さないため、リダイレクト化に同意します。この点は、周辺記事がそろった段階でもう一度扱いを検討した方がよいかもしれません。--みっち 2008年9月5日 (金) 23:38 (UTC)[返信]
酒精強化ワインおよびフレーバードワインを立ち上げました。とりあえず目に付いた内部リンクとリダイレクトを整備しましたが、内容についてはまだ不十分かと思います。よろしければ加筆をお願いします。--みっち 2008年9月9日 (火) 09:44 (UTC)[返信]
立項ありがとうございます。大変良いと思います。書き足せそうな部分が残っていれば追って加筆したいと思います。また、もしかしたら VDN である Banyuls の写真があるかも知れないので、見付かったらコモンズに投稿します。- NEON 2008年9月9日 (火) 10:54 (UTC)[返信]

リダイレクト化の提案[編集]

上記節でも話題に上りましたが、「強化ワイン」という用語自体が独自研究的で文献等に登場しないため、酒精強化ワインへのリダイレクトとすることを提案します。--Asturio Cantabrio会話2015年8月6日 (木) 14:08 (UTC)[返信]

実行しました。--Asturio Cantabrio会話2015年8月31日 (月) 08:15 (UTC)[返信]
リダイレクト化の再検討と対処、ありがとうございました。- NEON会話2015年9月2日 (水) 02:15 (UTC)[返信]