ノート:大阿仁村事件

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当事者の証言について[編集]

当事者2人の証言が引用されていますが、それぞれに問題がある記述だと思います。

最初に『思い出の八十余年』に基づく記述です。この本はWikipedia:信頼できる情報源かどうかという観点で問題があると思います。秋田市立図書館が持っているようですので、書籍に書かれている事実と食い違いがないか確認することはできるかもしれません。しかし、この本は著者が米寿記念に出した私家版です[1]。これはWikipedia:信頼できる情報源#自己公表された情報源の例示そのものであり、信頼できる情報源として使用することはできないと思います。

次に『釈迦内柩唄』に基づく記述です。この記述は著作権とプライバシーの観点から問題があると思います。『釈迦内柩唄』のこの箇所は、最初に朝日新聞秋田版の1975年8月8日から12日まで、とあり、最後には「東北地方朝鮮人強制連行真相調査団刊「東北朝鮮人強制連行の実態」より」とある、という状況で、証言部分はどちらに最初に発表されたのかはっきりしません。しかし、おそらく水上勉氏ではない誰かの著者物であり、著作権が存続している可能性があるとは言えると思います。この状況で、2020年6月23日 (火) 15:36時点における版の加筆は、最初の段落は微妙な違いはありながらも証言文をそのまま持ってきている一方で、次の段落は証言者を主語とする客観的な文に書き換えを試みたふしがあります。これは引用とは言えませんし、著作物を参考とした記述であるとも言えないと思います。この状況は著作権の観点では問題があります。

この証言者の実名が書かれているのも問題です。この方が証言時点で何歳だったのかは『釈迦内柩唄』でもわかりますが、年齢的にはプライバシーを考慮する必要のある年齢です。自ら書籍を出版している最初の方と異なり、この体験談を実名と結びつけて公開されることを容認しているという保証はありません。相手が調査団だから明かした可能性だってあるわけです。

『釈迦内柩唄』ベースでこの証言内容について書くなら、匿名にしたうえで「…ということがあったという証言もある」という形で紹介するしかないと思います。朝日や『東北朝鮮人強制連行の実態』に戻って法的位置付けを確認したうえならば現状のままでも問題がない可能性はありますが、百科事典でそこまでして証言の全文を紹介することもないと思います。--西村崇会話2021年3月5日 (金) 12:47 (UTC)[返信]

『思い出の八十余年』は確かに私家版ですね。他に情報がほとんどない地区ですし、特に矛盾ある情報も他にないからと掲載してしまいました。問題があるなら削除もやむなしでしょう。ただ、Wikipediaの規約には「自身の専門分野内について記述している著名な専門研究者や、自己公表物を制作している著名な職業ジャーナリストの場合は、この例外になるかもしれません。いくつかの事例では、こうした人々の作品が以前に信用できる第三者的立場の出版社から公表されていて、偽名や仮名ではなく自身の名前で公表しているかぎり、情報源として受け入れられるかもしれません。」とあり、越前谷武左衛門は「著者は元役場職員で、村議・農協理事・司法保護司などを歴任、現在は町老人クラブ連合会会長。本書は米寿記念の私家版だが、八十歳の現在も県文化財保護協会理事の職にあり、郷土の歴史については第一人者である。」とホットアイあきたで紹介されています。確かに微妙な線なのですが…何分、ほとんど情報がない地区だということを考慮してほしいと思ってはいるのですが。

後半の指摘は、書き換えは単純に書籍に従っただけです。それから、プライバシー云々は正直どこに問題があるのかいまいちわかりません。「~の可能性がある」という部分が想像で、それに基づいて批判しているように受け取ってしまいます。ちなみに、朝日新聞の該当記事は秋田県立図書館のマイクロフィルムによって、その部分の記事は確認しています。--らんで会話2021年3月5日 (金) 13:23 (UTC)[返信]

Wikipedia:削除の方針には「積極的に実名を用いて活動している政治家・スポーツ選手・研究者・作家・芸術家・アーティスト・芸能人などの著名人を除き、本名(個人の実名)を含んでいたり、個人が特定できる記述が行われたページは、削除の対象になります。」とあります。2番目の人は、除外条件にあてはまるのですか。--西村崇会話2021年3月6日 (土) 13:01 (UTC)[返信]
なるほど、分かりました。では2番目の人を、"T"とでもして個人を特定できないようにするという線でどうでしょうか?--らんで会話2021年3月6日 (土) 13:12 (UTC)[返信]