ノート:メチシリン耐性黄色ブドウ球菌

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Wikipedia:記事名の付け方#日本語を使うことWikipedia:ウィキプロジェクト 医学#記事の見出しについての大まかな指針より、記事名は日本語を使用するべきだと考えます。例を挙げればAIDSの記事も後天性免疫不全症候群へのリダイレクトとなっているように、たとえ『MRSA』の名称のほうがメジャーであるとしても、記事名は日本語の『メチシリン耐性黄色ブドウ球菌』のほうが適切です。したがって、MRSAの記事をメチシリン耐性黄色ブドウ球菌に移動すべきだと提案します。--五斗米道評定|戦歴2006年6月30日 (金) 08:00 (UTC)[返信]

提案にVRSAの改名も追加。--五斗米道評定|戦歴2006年6月30日 (金) 08:39 (UTC)[返信]

賛成します。VRSAも同様。Tan--202.214.30.9 2006年6月30日 (金) 08:04 (UTC)[返信]

賛成します。正式和名の方が同名英字略名が出た際に利用者がわかりやすいと考えます。--NORITO,S 2006年7月2日 (日) 02:50 (UTC)[返信]

今のところ反対がないようですね。提案から1週間後の7/7まで待って反対意見がない、あるいは賛成意見が圧倒的多数であれば移動したいと思います。--五斗米道評定|戦歴2006年7月1日 (土) 19:07 (UTC)[返信]

合意が形成されたとみなし、MRSAVRSAをそれぞれメチシリン耐性黄色ブドウ球菌バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌に移動します。--五斗米道評定|戦歴2006年7月7日 (金) 11:46 (UTC)[返信]

MRSAは無害?[編集]

MRSAは健康な人には無害なのでしょうか。MRSAはMSSAと病原性に違いがないことは証明されています。MSSAは健康な人に皮膚感染症をはじめとするさまざまな感染症をひきおこします。普段鼻腔などにいて害をなさないのはそれがコロナイゼーションだからで、MRSAの病原性とは関係ありません。したがってMRSAは健康な人に無害ではありません。また、最近では街中で健康な人が感染するMRSA感染症(community-acquired MRSA infection)が問題になっているほどで。--BAZIAN 2006年8月25日 (金) 02:40 (UTC)[返信]

というわけで、通常グラム陽性菌は日和見の原因菌とはなりづらいです(リステリアくらい?)。院内感染の原因となるのは耐性菌というのが通常院内にしかいないからです。しかし上記のように、すでに市中MRSA感染はおきています。というわけで、異論反論がなければ書き換えますね。--BAZIAN 2006年8月26日 (土) 16:10 (UTC)[返信]
概ね賛成ですが、「免疫力の低下した人」「院内感染」はキーワードとして必須ですので、その点の配慮を願います。特に後者は、現在は確かに市中への蔓延が広まってますが、従前はやはり院内感染が主であったこと、また医療行為に伴う感染が特に重症化につながりやすい(さらにこれが易感染宿主には致命的になりうる)ことは、この項目に書かれるべき内容でしょう。院内感染については、かなりデリケートな問題をはらむ部分も多いです。MRSAのように市中感染と院内感染のどちらかの特定が難しいものについては、その点の配慮が重要でしょうね。(細菌叢調査の文献も減らす必要があるなあ)--Y tambe 2006年8月27日 (日) 00:28 (UTC)[返信]
>MRSA感染症を日和見感染とは言いません。
とのことですが、標準微生物学の日和見感染症の項目には黄色ブドウ球菌の記述が頻繁に出てきます。BAIZANさんのところではどうなのか知りませんが、一般的には黄ブ菌は日和見感染症であるという認識が正しいかと。
>通常グラム陽性菌は日和見の原因菌とはなりづらい
これについても、標準微生物学にグラム陽性のバシラス属は日和見感染症を起こすと書いてあります。またディフィシル菌による偽膜性腸炎も日和見感染症と言うことができるでしょう。--五斗米道評定|戦歴2006年8月27日 (日) 11:09 (UTC)[返信]
お二人のご意見を拝読しました。日和見ではない、とは言いすぎであると僕も思います。しかし逆に、「健常人に無害である」も言いすぎだと思いますのでその点を修正したいと思っています。「MSSAは市中に多く一般に日和見ではないが、病原性には違いがないものの院内で分離されることが多いMRSAは日和見として現れることが多い」といった書き方(もうちょっと平易に)にしたいと思います。
で、五斗米道さん、日和見感染症の定義に戻りましょう。「通常は無害であるが、宿主の免疫能が低下することによって起こる感染症」でよろしいでしょうか。そうすると、一般的にMSSAは日和見ではありません。黄色ブドウ球菌をご参照ください。健常な人に起こる黄色ブドウ球菌感染症がいくつも書いてあります。しかし、MSSAによる敗血症などは一般にimmunocompetentではおこりません。ただ、人工弁置換後などであれば起きます(感染性心内膜炎に伴って)。これはcompromisedとは言いがたい状況であると思います。要するに「日和見」とは「感染症」につく修飾語で、微生物につく修飾語ではないので、わたしも不用意に議論に出してしまったことを謝罪します。ただ、わたしは「無害である」という記述を問題視したので、「日和見」の部分はついでに出てきてしまったという点をご配慮ください。
グラム陽性菌の記述ですが、これはグラム陽性球菌と書くべきでした。申し訳ありません。ただCDはともかくバチルスって日和見ですかぁ?たんそは健康な人に肺炎起こすし、セレウスは毒素性腸炎起こすと思いますけど。--BAZIAN 2006年8月28日 (月) 06:28 (UTC)[返信]
そもそもある菌が日和見感染症しか起こさないと言う概念で捉えていないのかもしれません。バシラスの日和見感染症ですが、セレウスはガス壊疽や敗血症、心内膜炎など、枯草菌は敗血症や心内膜炎などが挙げられています。ということで、日和見感染を起こす菌が市中感染を起こさないわけではないと言う意味での記述なら納得できます。ちなみに黄ブ菌が日和見感染症の原因となると言うことははっきりと書かれています(MRSAではなく黄ブ菌との記述がある)。そんなわけで医学生の間では黄ブ菌が日和見感染を起こすと言う認識が強いと自分は思います。--五斗米道評定|戦歴2006年8月28日 (月) 07:51 (UTC)[返信]
なかなか難しいですね。医者の間だと、日和見感染症というとふつうは緑膿菌、セラチア、アシネト、シトロ、エンテロバクター(つまりグラム陰性桿菌ですね。むしかえしたいわけではなくて、これはとても重要な考え方なのです)ですとかカンジダ、アスペル、クリプト、帯状疱疹、トキソ、カリニ、サイトメガロ、MACなどというイメージですね。普通に健康な人にはそもそも感染症を起こさないという感じです。黄色ブドウ球菌でほうかしき炎でオーグメンチンかセファメジンよく使ってます。外傷部から入り込むと、健康な人でもまずい(長引きがちな)創感染をよくおこします。とても日和見感染症という印象がないのでした。日和見感染症の起炎菌であるかどうかということは、臨床医としては、「患者」+「感染症」から原因菌を推定する際に必要な情報になりますが、黄色ブドウ球菌を日和見感染症であるから原因菌の候補に挙げるというような思考形式(たとえばステロイドや免疫抑制剤・抗がん剤投与中、特に血液疾患などであるために黄色ブドウ球菌の順位が上がる、というような)はあまりもったことがありません。実はセレウスの敗血症はいちどDLBCLの方で経験があります。CV感染でしたがあれも日和見感染というのですね。抜いたら治りましたが、これは宿主の免疫能が勝ったから改善したように思うのですが。セレウスのガス壊疽ともなると、UpToDateにすら記載がありませんので市井の一医者にはわかるべくもありません。セレウスがどうやってガスを産生するのか、想像もつきません。枯草菌ですか。培養で分離されたところを見たことがありません。ただ、こういうものこそ日和見感染の起炎菌というのでしょう。この点は、勉強不足でした。できればすべてにおいてこういった話をする場合、マンデルを参照したいものですが、今アクセスできる環境にありません。家に帰るとReese and Bettsとサンフォードがあるので、時間があれば見ておきます。これはいい本ですよ。--BAZIAN 2006年8月28日 (月) 14:10 (UTC)[返信]
ごめんなさい、追加ですが、なんで日和見感染でグラム陰性桿菌というイメージが大切か、わかりますね?日和見感染だな、と思ったときに、アミノグリコシドを使うためですね(もちろん宿主・・・免疫能の状況、感染症・・・感染部位、重症度、臓器、といった状況も勘案の上ですが)。副作用の強い薬を使うためにはそれなりの理由が必要です(ついでにいうと、黄色ブドウ球菌の敗血症になっても数時間では死なないが、これらの弱毒菌の敗血症では6時間で死ぬというのも重大なポイントです)。もしくは(あるいはそれに加えて)、第三世代セフェムよりもモダシンを使う、とかいう意思決定に重要な考え方だからです。まあもちろんなんでもペネムさんには関係のない話ですが→それがMRSAを産むんだよ!--BAZIAN 2006年8月28日 (月) 14:24 (UTC)[返信]
グラム陽性とグラム陰性では薬剤の選択が違う、症状が異なるなどの点は学生の身分でも理解しているつもりです。
そもそも帯状疱疹についても黄ブ菌のような言い方ができるわけで。帯状疱疹の病原ウイルスであるVZVは免疫機能が正常であっても抗体がなければ水痘を引き起こします(もちろん基本なのでご存知とは思いますが)。ただ、だからといってVZV自体が日和見感染症の原因にならないかと言われると疑問符が残ります。それと同じように、黄ブ菌は市中感染を引き起こすが、同様に日和見感染も引き起こすととるのも自然な流れだと思います。
セレウスは正確にはガス壊疽「様」の創傷感染を引き起こすとの事です。また白血病や免疫抑制者に対して敗血症を起こすようです。これは日和見感染といってもいい状態かと。--五斗米道評定|戦歴2006年8月28日 (月) 14:37 (UTC)[返信]
VZVの話は確かに同じですね。さて、そろそろ書こうかな。--BAZIAN 2006年8月29日 (火) 01:31 (UTC)[返信]

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