ノート:ドイツ連邦

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現在のドイツの正式名称は「ドイツ連邦」ではなく「ドイツ連邦共和国(Bundesrepublik Deutschland)」です。閲覧者に対し混乱を来たす記述となっていると思いますので修正します。219.37.104.91 2005年9月11日 (日) 05:55 (UTC)[返信]

どうも「Deutscher Bund」の訳として「ドイツ同盟」という表現に固執している方がいらっしゃるようです。「Deutscher Bund」の歴史(ウィーン体制下において発足してから普墺戦争を経て解体するまで)を概観したとき、実際に「Deutscher Bund」が真に主権国家の連合体であったといえますか?

当たり前すぎる話で恐縮なのですが、例えば、ブルシェンシャフトの弾圧を決議したカールスバート決議に関しても、「Deutscher Bund」の各国の合意ではなく、一部の国家の決定によって「Deutscher Bund」が運営されているわけです。1848年革命への対応であれ、事実上はオーストリアとプロイセンの二国が圧倒的な力をもって、「Deutscher Bund」を運営していたというのが現実でしょう。

「Deutscher Bund」が発足した際の取り決めから判断すれば、「Deutscher Bund」はまぎれもなく主権国家連合であり、「ドイツ同盟」と訳出する方が妥当だと思われます。しかし、それから約50年間の「Deutscher Bund」の歴史は、とても主権国家の連合体といえたものではありません。そうした内実を踏まえると、「ドイツ連邦」という訳にも妥当性がありますし、こうした経緯から「Deutscher Bund」の構成国に対して、「邦国」という訳があてられることがあることはご存じだと思います。領邦以上、主権国家未満といったところでしょうか。

従って法制史で「ドイツ同盟」が定訳だとしても、それが絶対的な訳というわけではありません。それは、「Deutscher Bund」の外見的な規定に対する評価だからです。権威的な学者がどうこうという以前に、まずは高校生が読む基本的な歴史教科書やドイツ史の概説書からお読みになってはいかがでしょうか。今の記事内容だと、一方的に「ドイツ連邦」が誤訳とする情報を与えます。「ドイツ同盟」「ドイツ連邦」のどちらの訳にも、その訳語に至るまでの経緯、観点があり、それぞれが尊重すべきものなのです。一方的に狭い観点から断定を行うことは慎まれてはいかがでしょう。--Hasi 2006年10月8日 (日) 14:52 (UTC)[返信]

アメリカ連合国」が示しますように、同盟はconfederationの定訳ではありません。--Extrahitz 2006年10月29日 (日) 17:57 (UTC)[返信]

Extrahitzさん、コメントありがとうございます。アメリカ連合国(というかconfederationの訳語について)のご指摘、おっしゃる通りです。上記の私の文章は「(仮に)同盟が定訳としても」という趣旨とお考えください。また、「Deutscher Bund」の日本語訳についての話であり、「confederation」の訳語全般について言及したわけではありません。至らない文章で失礼いたしました。
ただ、イェリネクの著書『Allgemeine Staatslehre』の訳書『一般国家学』では、このアメリカ連合国も「アメリカ諸州同盟」と訳出されています。なので、(こんな愚かな文章を書きたくはないのですが、)アメリカ連合国の項目で「権威ある書籍ではアメリカ諸州同盟の訳語を採用している。「アメリカ連合国」と称するのは本来的にミスリーディングである」などと偏執的なIP氏に書き込まれてはたまらないと思い、別の観点から説明させていただいたという次第です。
いずれにしても訳語問題の箇所は問題があると思っております。単に冒頭でいくつかの訳を示すだけでいいのではないでしょうか。(荒れるのを懸念して訳語についての箇所を削除するのは避け、最後に移動するだけにとどめましたが。)
そもそも以前の稿で
アメリカのような連邦国家ではなく、国家の緩やかな連合体であるため、「ドイツ連邦」という訳語は問題がある。権威ある社会科学書ではドイツ同盟と訳される。(イェリネク(芦部ほか訳)『一般国家学』学陽書房、栗城壽夫『一九世紀ドイツ憲法理論の研究』など、すべてドイツ同盟の訳語を採用している)。英語では German Confederation と訳される。連邦国家でないものを「ドイツ連邦」と称するのは本来的にミスリーディングであり、"ドイツ同盟"と訳すほうが望ましい。
という内容があったのですが、上で挙げられた両著書とも単に「ドイツ同盟」という訳語を用いているだけで、著書内で「ドイツ連邦」という訳がおかしいという主張を明示しているわけではないのです。(前者の「Allgemeine Staatslehre(一般国家学)」の場合、訳書末の訳者あとがきでもそういった言及は一切ありません。)従って、「ドイツ連邦」の訳がおかしいという参考文献としてこれらの書籍を示すこと自体、不適切だと思われるのです。また、ほぼ全ての歴史書ではDeutscher Bundの訳としてドイツ連邦が用いられているのが現状であります。個人的にはこの訳語の箇所は全削除でもいいと考えています。それでは失礼いたします。--Hasi 2006年10月30日 (月) 05:04 (UTC)[返信]
上記に関連して、国際法学者の小畑郁は、この国家結合の形態は国際法上連邦国家ではなく国家連合であったことを示し、それをふまえて訳語として「ドイツ連合」を用いています。こうした例もあることを記事本文に記載しておきます。H-JAM 2007年10月26日 (金) 13:55 (UTC)[返信]

2007年5月25日 (金) におけるHartmannさんの編集について[編集]

  • 「1866年の普墺戦争開戦をもって消失」とありますが、これはどういった歴史理解に基づくものでしょうか。ドイツ連邦における冒頭の定義として、読者に誤解を与えかねない記述だと思われます。(プラハ条約を示した方が妥当ではないですか?ただ、いずれにせよ項目冒頭の説明は簡潔であるべきですから、そういった情報まで記述する必要はないと思いますが。)この記述の真意をご教授いただけれると幸いです。また、後学のためにも、この記述に至る根拠となった書籍(百科事典の参考文献として信頼に足る水準のもの)を示してはいただけないでしょうか。
  • この編集によって、残念ながら日本語表現が拙くなってしまったのではないでしょうか。たとえば、「1848年の三月革命において中断したが復活したが」という箇所は、逆接の助詞が連続して用いられたことで、とても文章が読みにくくなっています。よろしければ、もう少し推敲した上で寄稿していただけないでしょうか。この編集を行った方は、この項目に限らず、本文中の情報・内容そのものを変えずに接続詞・助詞・助動詞などの文章表現のみを全面的に書き換えるような編集を行うことがあるのですが、そのことが必ずしも文章を洗練させることにつながらない場合があるようにみうけられます。

少し時間をおいた後、上記のような点を修正させていただきたいと思います。(またはご修正いただければ幸いです。)ご了承ください。--Hasi 2007年5月27日 (日) 07:06 (UTC)[返信]