ノート:ドイツ語音韻論

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sch, tsch による発音の変化について[編集]

”つづり上、母音の緊張・弛緩はほぼ分かるが、2文字以上で1つの音を表す子音の内、ch, sch, tsch は、後ろに子音が続かない時は語によって異なる。
緊張: Buch, Sprache
弛緩: ich, sprechen ”

上記の例のうち、"ch" が直前の母音により”発音” が異なることは知っており、実践しておりますが、 sch とtschの場合はにんしきしておりませが、具体的に どのようなことが起きるのか、教えてください。--Wy1 2007年4月6日 (金) 04:38 (UTC)[返信]

jの発音について[編集]

多くの辞典で、ドイツ語の"j"は硬口蓋摩擦音で発音するとしていながら、発音記号は/硬口蓋摩擦音/ではなく[j](硬口蓋接近音をあらわす)と表記されています。しかしながら、一部の辞書や書籍では「英語の y に相当する」とか、「日本語のや行の子音にほぼ同じ」と書かれているのもあり、また、ドイツ語版ウィキペディアでは「接近音で発音する」としていました。どちらが正しいのか、どなたか教えてくださればありがたいと思います。--Grimm 2006年10月12日 (木) 06:30 (UTC)[返信]

ドイツ語の音韻論・音声学についてはよく知らないのですが、本文記事を読むと「[j] と 、[ʝ] は同じ音素 /j/ の異音である。」「/j/ は、一般に Fjord のように /CjV/ で分節がない場合は接近音 [j] が現れ、その他の場合は摩擦音 [ʝ] が現れる。そのほかの場合でも接近音[j]で発音する人もいる。」と説明されています。
これが正しいと仮定した上での推測なのですが、まずほとんどの辞書は音素表記をしています。正書法上jで表記される音素が環境によって[j][ʝ] という異音を持つのならば、そのどちらかを代表音とするのが普通ですが、音韻論的に[j]を代表音素と見なすのが合理的という理由、もしくは印刷上の便宜から[j]を代表音素と見なして/j/と表記されているのだと思います。
実際の音声に関しては、上に引用した部分で述べられているように「/CjV/ で分節がない場合は接近音 [j] が現れ、その他の場合は摩擦音 [ʝ] が現れる」のでしょう。
よって、正書法上のjが硬口蓋接近音なのか硬口蓋摩擦音なのかという問いに対しては、環境によってどちらの音でも発音される、という答えが導かれると思います。
ちなみに、2005年度版のIPAでは硬口蓋摩擦音と硬口蓋接近音は区別して表記されますが、たまたま手元にあった1979年版のIPA表を見るとどちらも[j]で表記することになっています。音韻に関する書籍がIPAの改定のたびにすべての表記を変更するとは思えませんし、そもそも音声記号はIPAのみを使うわけではないので、音声表記自体にもかなり揺れがあると思います。以上、断片的な知識と情報に基づく推測に過ぎませんが参考になれば幸いです。--Guixiang 2006年10月12日 (木) 18:19 (UTC)[返信]
『国際音声記号ガイドブック 国際音声学会案内』(著者名 国際音声学会/編 竹林滋/訳 神山孝夫/訳)でもドイツ語音韻論の過去の版と同じく表に接近音 [j]とかかれていて、[ʝ] は表にも説明文にも出ていませんでした。 かつては[ʝ] と発音していたのが時代の流れによる音韻変化によって摩擦が弱くなり半母音[j]になったか、あるいは学説の変化によるものとかあるのでしょうか。ちなみにフランス語は音素/j/が近年 [ʝ] と発音されると考えられるようになったと思います。--Grimm 2007年4月21日 (土) 04:38 (UTC)[返信]