ノート:グランド・ホテル形式

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用語と記事内容の問題点と改善案について[編集]

先日、月世界旅行 (映画)を編集した時に、グランドホテル方式の用語の使い方が正しくないことを指摘し修正したのですが(ノート:月世界旅行 (映画)#2022年1月14日 (金) 13:46 (UTC) における版の編集についてを参照)、その際に本記事を確認したところ、そもそも記事の内容や用語の説明に間違いがあり、さまざまな問題点があることに気付いたため、今回その問題提起をし、記事の改善についても提案します。

本記事の問題点について
まず、本記事のリード文では、「群像劇」「群集劇」「アンサンブル・プレイ」「アンサンブル・キャスト」をグランドホテル方式の別称で、あたかも同じ意味の言葉であるかのように扱っていますが、これは明らかに正しくありません。いずれも似たような意味を持つ関連した用語ではあるものの、それぞれの定義は異なり、イコールとはなりません。以下に各用語の意味を挙げておきます。

  1. グランドホテル方式:物語が展開される空間をある一つの場所に限定し、特定の主人公を置かず、複数の登場人物(そこに集まったり出入りしたりする人たち)の物語を同時並行で描く手法(『現代映画用語事典』(キネマ旬報社、2012年)や『世界映画大事典』(日本図諸センター、2008年)、鹿島茂「『幸福号出帆』と『鏡子の家』の関係」(1996年)による)。
  2. 群像劇:複数の登場人物のエピソードを交互に描く手法(『現代映画用語事典』による)。
  3. アンサンブル・キャスト:特定の主人公を置かずに、複数の同格(登場時間がほぼ同じ)の登場人物でストーリーを展開する手法(en:Ensemble castによる)。なお、群集劇はコトバンク(デジタル大辞泉)に記載の意味から、アンサンブル・キャストと同じ意味の言葉といえます。

なお、アンサンブル・プレイはわたしが調べた限りの情報源には言及がなく、本当にこの言葉が一般的な映画用語として広く認められているかどうかが十分に検証できないため、ここではコメントアウトします。

グランドホテル方式は①「特定の場所が舞台である」、②「複数人の登場人物の物語を描く」という2つの定義で成立します。群像劇は②の定義が同じであるものの、①にはあてはまらない(特定の場所かどうかは関係がない)ため、グランドホテル方式と同じ言葉ではありません。いくつかの本では、グランドホテル方式を「群像劇として描く方法」「(ある作品が)グランドホテル方式の群像劇である」などと説明していましたので、グランドホテル方式は群像劇による物語の描き方の1つ(記号化すれば「グランドホテル方式<群像劇」となる)となります。このように「グランドホテル方式=群像劇」ではないため、リード文の言い方は正しくありません。

一方、アンサンブル・キャストは、リード文の2段落目で「英語圏では(グランドホテル方式は)アンサンブル・キャストと呼ばれる」というような説明の仕方をしているので、まるでグランドホテル方式と同じような言葉として扱われていますが、この2つの用語は根本的に意味が異なります。グランドホテル方式は物語の描き方に関する用語であるのに対し、アンサンブル・キャストは登場人物の扱い方に関する用語になり、そもそもの定義の対象となるものが違います。アンサンブル・キャストの英語版記事には、この手法の例として出典付きでアベンジャーズやジャスティス・リーグのような集団ヒーローのアメコミ映画を挙げていますが、これらの作品は単一の主人公が存在せず、各キャラクターが物語の中で同等の重要性をもつような形になっています。決してホテルや船などの特定の場所を舞台にしているわけでもなければ、それぞれのヒーローの個別の物語を同時並行で描いているわけではありません。あくまでもアンサンブル・キャストは場所や物語の描き方に関係なく「特定の主人公を置かず、複数の同格の登場人物を扱う」手法になるため、「グランドホテル方式=アンサンブル・キャスト」とはなりません。ですので、本記事の中でアンサンブル・キャストを説明すること自体適切ではないと思います。

本記事のこうした用語の混同のせいで、主な作品の一覧はもはや特定の場所を舞台にしたグランドホテル方式の作品だけでなく、とりあえず群像劇やアンサンブル・キャストに該当すると思われる作品までもが無出典で羅列されている始末です。ゲームのタイトルも何本も記載されていますが、(私はゲーム分野を知らないのでその作品がどういう内容なのかはよく分からないのですが)そもそもグランドホテル方式はゲーム分野にも用いられる言葉なのかという根本的疑問があります。こうした理由で何年も前から独自研究テンプレートが貼られた状態になっているのだろうと思われますが、グランドホテル方式の記事でその手法に必ずしも当てはまるわけではない作品、または当てはまるかどうかが疑わしい(検証できない)作品が羅列された状態をこのまま放置するのは宜しくありません。

また、類似する形式節で取り上げている「メリーゴーラウンド方式」「駅馬車方式」は、群像劇やアンサンブル・キャストによる物語手法の例として説明することはできますが、それをグランドホテル方式の記事中で言及すべきものなのかということについては疑問があります。他の記事に書けるようなところがなく、単独記事にしてもスタブになりかねないので、仕方なく本記事内にまとめて書いているような印象を覚えます。「密室劇」はグランドホテル方式との類似性は「空間の限定」という点でしかなく、物語の描き方としては何の関連性もないので、ここで言及する必要性はないと思います。

駅馬車方式については、そもそもこの用語自体が本当に存在するものなのか?という根本的な疑問があります。というのも、上記資料などの映画の専門書には駅馬車方式についての言及がどこにもなく、単純にGoogleブックスで検索しても全然ヒットしません。普通のGoogle検索をしても、おそらく本記事を参照して書いたと思われる個人のブログやサイトばかりで、信頼性の高い情報源が見つかりません。私も情報源を探しているのですが全然見つかりません。駅馬車方式について何かご存じの方、もしくは駅馬車方式について言及されている信頼できる情報源(ウェブではなく書籍)を見つけた方は教えてください。

記事の改善案について
こうした問題点があるため記事を改善したいのですが、用語の意味が混同している現状を避けるために、全く定義が異なるグランドホテル方式とアンサンブル・キャストとで記事を分けることを提案します。まず、本記事では定義①②に完全一致する「特定の場所を舞台にして群像劇の手法で描くグランドホテル方式」の内容だけを記述するにとどめたいと思います。節構成としては次のようなものにするつもりです。

  1. 定義:グランドホテル方式の定義について、上記の定義①と②に従って説明します。群像劇についてはそれ単独で記事を作るほどの十分な内容がなく、スタブ記事程度のものになってしまうため、定義②で「群像劇の手法で描かれる」旨を説明したうえで、その中で言及するにとどめるつもりです。
  2. 由来:グランドホテル方式の由来となった『グランド・ホテル』(1932年)についてや、それ以前にも『ゴリオ爺さん』などでこの手法が採られていることについて説明します。
  3. 作品一覧:出典(それも信頼性がちゃんと保てる情報源)で「グランドホテル方式」と明記されていることが確認できる作品のみ記載することにします。それ以外の作品は例え利用者が「この作品もグランドホテル方式に該当するだろう」と思ったとしても、出典がない限りは検証可能性が満たされないものとしてすべて除去します。一覧は表形式にし、そこに「物語の舞台」という項目を入れることで、特定の場所を舞台にしたグランドホテル方式の作品リストであることを明確にします。
  4. 関連項目:ここでアンサンブル・キャストや、ほかの関連性のある手法にアクセスできるようにします。そのため現状の「類似する形式」節はまるごと除去します。

また、記事名についてですが、上記参照文献などを含む多くの文献では「グランドホテル方式」ではなく「グランドホテル形式」と記述されており、単純にgoogle検索しても結果数は「グランドホテル形式」の方が多く、そちらの方がより一般的な呼称として用いられているようですので、今回の改善に合わせて改名することも検討しています。

次にアンサンブル・キャストは、英語版を翻訳または参照する形で新規記事として作成します。群集劇もこの記事の中で扱いますが、アンサンブル・プレイは上記理由でコメントアウトします。節構成としては次のようなものにするつもりです。

  1. 構造:基本的に英語版から翻訳または参照して作成します。
  2. 関連する手法:ここで本記事の「類似する形式」節に相当する内容を書きます。メリーゴーラウンド方式は「複数の同格の登場人物」による物語手法という点で、グランドホテル方式よりもアンサンブル・キャストとの類似性が大きいため、こちらに転記する形にします。グランドホテル方式もこの節内で簡潔に言及するつもりです。駅馬車方式は本当に存在する手法であることが出典で確認できれば記述しますが、出典が見つからなければ除去します。

上記改善による記事内容はすべて出典に基づいて執筆します。ですので検証可能性が満たされないものや、出典を探しても確認できなかったもの、独自研究的なものは除去します。また、本記事の言語間リンクについてですが、他言語版はすべてアンサンブル・キャストの記事であり、本記事とは内容が一致せず、間違ってリンクされてるので、アンサンブル・キャストの新規記事作成に合わせて修正する必要があります。

以上について、何かご意見があればお願いいたします。とりあえず1か月から2か月ほど様子を見ます。それが経過しても特に異論がなければ、上記の通りに編集を実行します。--石川太郎左ヱ門会話2022年3月10日 (木) 05:32 (UTC)[返信]

「駅馬車方式」ではありませんが「駅馬車式」という言葉が『演劇の伝統と現代』(著:菅井幸雄)で登場しており、「駅馬車という一つの箱の中に、いろいろな人間を入れこみ、その人間たちがある時間からある時間の経過のなかで、その人生の変化を表現するという書き方をしている。これをたとえば駅馬車形式の書き方という」と説明がなされています。これは映画『駅馬車』からそう呼んでいるようです。「アンサンブル・プレイ」も2006年の週刊金曜日で言及があるようで、映画『ナッシュビル』を指しています。同誌では『THE 有頂天ホテル』『大停電の夜に』をグランドホテル方式と表現していますが、アンサンブル・プレイは違うニュアンスがあるとみられます。

ゲーム作品の場合、一覧として列挙されているものは主人公が指定されているため群像劇に当てはまるものが複数書かれている印象です。--図書助会話2022年3月18日 (金) 19:41 (UTC)[返信]

コメントありがとうございます。
  • 駅馬車形式については、私も『演劇の伝統と現代』を実際に読んで確認しました。457頁には上記引用文に続いて「これをたとえば駅馬車形式の書き方というならば、これにたしてヴィッキー・バウム原作の『グランド・ホテル』のように、(中略)ある一つのホテルの中にいろいろな人間が出入りする、しかし場所は一つだけである、そこにおける人生を表現するという書き方もある。これをグランド・ホテル形式という」と書かれています。この言い方だと駅馬車形式は菅井氏がこの本の中で独自に設けた言葉のようであり、この本以外に駅馬車形式の言及がGoogleブックスでもヒットしないことを考えると、菅井氏以外であまり用いることのない言葉なのかもしれません。ただ、「これにたして」という接続表現を付けていることから、駅馬車形式とグランドホテル方式を類似する用語として説明することができるようですので、「菅井幸雄によると…」という書き方で本記事内で言及できるようにはしてみようと思います。
  • アンサンブル・プレイについてですが、『週刊金曜日』ではどうやら『クラッシュ』(2004年)の解説か評論かの文章の中で言及されているようで、この作品がグランドホテル方式というよりも、『ナッシュビル』と同じく「アンサンブル・プレイ」の作品だと主張しているようです。図書助さんが上記で言及された内容の文のあとには「複数の人物のドラマが交互にえがかれながら、どこかでからみあい、大きな流れに向かう」(『週刊金曜日』第14巻、第602~614号、2006年、p.51)と『クラッシュ』の物語構造について説明しています。これらの記述に従えば、アンサンブル・プレイはグランドホテル方式と異なる用語であることになりますが、アンサンブル・キャストとも意味が異なるようです。ただ、en:Ensemble cast内の出典や英語の情報源(『Robert Altman's Soundtracks: Film, Music, and Sound from M*A*S*H to A Prairie Home Companion』2014年など)では、『クラッシュ』『ナッシュビル』がアンサンブル・キャストの作品に分類されているので、アンサンブル・プレイをアンサンブル・キャストと関連する手法として扱うことはできそうです。しかし、『週刊金曜日』だけではアンサンブル・プレイに関する情報として物足りないところがあり、もう少しアンサンブル・プレイの定義などが確実にわかるような他の情報源が欲しいところです。
  • ゲーム作品に関しては、「群像劇に当てはまるものが複数ある印象だ」というのは分かりましたが、本記事の一覧は単純な群像劇ではなくてグランドホテル方式の作品のみを、しかも出典付きで列記したいので、それができなければ除去するしかありません。こういう一覧では、その作品を観たり知ったりした利用者が「この作品もグランドホテル方式だ」「群像劇の作品だろう」と自分で判断して一覧にタイトルを加えている場合が多いですが、自分で判断している時点でそれは独自研究にあたりますし、現に独自研究テンプレートが貼られています。情報源が見つかれば一覧には残せますが、利用者個人が独自にグランドホテル方式か群像劇かを判断したものを残すことはできません。--石川太郎左ヱ門会話2022年3月20日 (日) 14:01 (UTC)[返信]
私はゲーム作品で挙がっているものに群像劇に当てはまる作品が書かれている印象だとするところまでコメントしていましたが、出典が必要なのは石川太郎左ヱ門さんと一緒です。それに記事名がグランドホテル方式な以上は関係する群像劇やアンサンブル・キャストに触れてもそれに該当する作品はいくつも挙げていられないことになります。
話はちょっと変わりますがグランドホテル方式のような語は日本独自のものなんですかね。英語版のEnsemble castやGrand Hotelにはそれらしいことが書かれていないようです。--図書助会話2022年3月20日 (日) 16:48 (UTC)[返信]
作品一覧のあり方について同じご意見をいただきありがとうございます(念押しのような返信で失礼いたしました)。
図書助さんの疑問ですが、調べてみたところ、「グランド・ホテル・テーマ(Grand Hotel theme)」という英語を発見しました。 Goliarda Sapienza『The Art of Joy』(2013年)やCaroline Field Levander, ‎Matthew Pratt Guterl『Hotel Life: The Story of a Place Where Anything Can Happen』(2015年)によると、グランド・ホテル・テーマは賑やかで大きな特定の場所(空港、ホテル、旅客船など)にいる複数の人物の活動を描く映画の手法で、それぞれの登場人物はお互いの存在を知らないかもしれず、人生が奇妙に重なり合っているという特徴があります。これも映画『グランド・ホテル』に由来する言葉で、概ねグランドホテル方式と同じ言葉のようです。Googleで調べた限り、この用語は映画『グランド・ホテル』について言及した時(とくにこの映画が後年にもたらした影響について)にしか出てこないような言葉で、それ以外の作品の解説でこの言葉が出てくることはあまりなく、一般的に広く普及している映画用語とは言い難い感じがします。とはいえ、そのような言葉が存在することは事実ですので、本記事で言及しようと思います。--石川太郎左ヱ門会話2022年3月22日 (火) 15:20 (UTC)[返信]
言葉としては他国にもあるんですね。
私は今ところ他にお力になれることがあるかわからないのでまた新たな話題が出れば何か携われることはあるかもしれないとしておきます。--図書助会話2022年4月1日 (金) 02:10 (UTC)[返信]

報告 図書助さん、ひとまずここまでの議論にご協力いただきありがとうございました。ここまでの議論で出たことなどを踏まえて、最初に示した改善案に変更や修正を加えた新しい改善案を下に記しておきます。

本記事の記事名について
現状の記事名は「グランドホテル方式」となっていますが、上に示した出典の『現代映画用語事典』『世界映画大事典』「『幸福号出帆』と『鏡子の家』の関係」『演劇の伝統と現代』では、いずれも「方式」ではなく「形式」となっており、また「グランドホテル」は中黒を付けて「グランド・ホテル」と表記しています。単純にGoogleブックスで検索しても、「グランド・ホテル形式」表記の文献の方が多いです。私が持っている映画史文献(『日本映画における外国映画の影響 比較映画史研究』『日本映画の巨匠たちⅡ』)でもやはり「グランド・ホテル形式」となっています。こうしたことから、「グランド・ホテル形式」が最も一般的に使われている著名な用語名であるとし、記事名をこれに改名することにします。ただし、少なからず「グランド・ホテル方式」表記の文献もあるため、それは「グランド・ホテル方式とも呼ばれる」というような文言でリード文に記すつもりです。
グランド・ホテル形式の記事
  • 「定義・構造」節(もしくは「概説」節)
    • グランド・ホテル形式の定義を、①特定の場所を舞台とする、②特定の主人公を置かず複数人の登場人物の物語を描く、の2点に分けて記述します。加えて、群像劇についての説明と、特定の主人公を置かない点に関連する用語としてアンサンブル・キャストの説明を補記します。
    • 『演劇の伝統と現代』を情報源として、グランド・ホテル形式が駅馬車形式と類似する物語構造を持つことについて説明します。
    • 英語で「グランド・ホテル・テーマ」と呼ばれていることを、英語文献で説明されている定義と合わせて説明します。
  • 「由来」節
    • グランド・ホテル形式の由来となった映画『グランド・ホテル』について説明します。
    • それ以前にも『ゴリオ爺さん』などで同様の手法が採られていたことについて説明します。
  • 「作品一覧」節
    • 信頼性の高い出典においてグランド・ホテル形式だと明記されていることが確認できる作品のみを一覧として記載します。グランド・ホテル形式の定義に当てはまらず、単純に群像劇やアンサンブル・キャストでしかない作品はすべて除去します。また、出典が確認できず独自研究となる作品もすべて除去します。
    • 一覧は表形式とし、そこに「物語の舞台」という項目を入れることで、特定の場所を舞台にしたグランド・ホテル形式の作品リストであることを明確にします。
  • 「関連項目」節:ここでアンサンブル・キャストやほかの関連性のある手法のリンクを提示し、それにより現状の「類似する形式」節はまるごと除去します。
アンサンブル・キャストの記事
  • 群集劇は、アンサンブル・キャストとほぼ同じような意味の言葉であるとしてリード文で説明します。
  • 「構造」節:基本的に英語版を翻訳または参照するかたちで作成します。
  • 「関連する手法」節:ここで本記事の「類似する形式」節に相当する内容を記します。
    • メリーゴーラウンド方式は、「複数の同格の登場人物」による物語手法という点でアンサンブル・キャストとの類似性が大きいため、こちらに転記します。
    • グランド・ホテル形式もこちらで簡単に言及します。
    • 駅馬車方式に関しては、この方式を言及した唯一の確認できる出典である『演劇の伝統と現代』の説明で、「いろいろな人間」がでてくる作品となっているので、一応は「複数の登場人物」という点で僅かながらに関連性のある用語として、ここで言及することにします。
    • 色々調べて見ると、複雑で多重線形的な物語構造を持つハイパーリンク映画なる手法が存在し、それは複数のキャラクターのストーリーが織り交ぜられているという要素を持ち、例として『クラッシュ』『バベル』などのアンサンブル・キャストに区別される作品が含まれるため、この手法もここで言及しようと思います。
なお、アンサンブル・プレイに関しては、もう少し確実に定義がわかる情報源がほしいので、新たな情報源が見つかるまではいったんコメントアウトとします。
3月10日に問題提起した時点で1、2か月ほど様子を見ると言いましたが、5月10日まで新しい改善案について意見等を待つことにします。それが経過しても特段の異論がなければ、上記の通りに編集を実行します。ただし、アンサンブル・プレイに関する情報など、新たな情報提供等は編集実行後も継続していくつもりです。--石川太郎左ヱ門会話2022年4月5日 (火) 13:50 (UTC)[返信]

報告 予定した日を過ぎましたので、上記編集の実行に入ります。まず、アンサンブル・キャストの記事を新規作成し、下記節にグランド・ホテル形式への改名提案と、メリーゴーラウンド方式の転記提案を出しました。本記事の編集はこれらの手続きを済ませてから実行する予定です。--石川太郎左ヱ門会話2022年5月11日 (水) 14:34 (UTC)[返信]

報告 改名と一部転記が終わりましたので、改善案に基づく本記事の編集を実行しました。--石川太郎左ヱ門会話2022年5月19日 (木) 12:51 (UTC)[返信]

改名提案[編集]

本記事の記事名を「グランド・ホテル形式」へ改名することを提案します。理由は上記節で説明したことの繰り返しになりますが、改めてここで説明します。

現状の記事名は「グランドホテル方式」ですが、信頼性の高い専門的な文献で、この用語の意味や構造について詳しく説明している『現代映画用語事典』(2012年)や『世界映画大事典』(2008年)、鹿島茂著「『幸福号出帆』と『鏡子の家』の関係」(1996年)、菅井幸雄著『演劇の伝統と現代』(1969年)、和田誠著『愛蔵版 お楽しみはこれからだ』(2022年)、山本喜久男著『日本映画における外国映画の影響 比較映画史研究』(1983年)などの本は、すべて「方式」ではなく「形式」となっており、また「グランドホテル」は中黒を付けて「グランド・ホテル」と表記しています。単純にGoogleブックスで検索しても、「グランド・ホテル形式」表記の文献の方が多いです。ですので、Wikipedia:記事名の付け方#記事名の付け方の目安に従い、「グランド・ホテル形式」が信頼できる情報源において最も一般的に使われている著名な用語名であるとして、記事名をこれに改名します。ただし、少なからず「方式」表記の文献も存在するため、それはリード文で「グランド・ホテル方式とも表記される」などという文言で記すつもりです。--石川太郎左ヱ門会話2022年5月11日 (水) 14:34 (UTC)[返信]

報告 改名提案から1週間経過しても異論がないため、移動依頼を提出して改名手続きをします。--石川太郎左ヱ門会話2022年5月19日 (木) 08:58 (UTC)[返信]
(移動報告)移動依頼により改名しました。改名提案への報告、改名提案テンプレートの除去、「グランドホテル方式」から「グランド・ホテル形式」への書き換えを行っています。文中の「方式」、「形式」の用い方等はご検討ください。--Kurihaya会話2022年5月19日 (木) 10:41 (UTC)[返信]
対処していただきありがとうございます。--石川太郎左ヱ門会話2022年5月19日 (木) 12:10 (UTC)[返信]

一部転記提案[編集]

本記事の「類似する形式」節のメリーゴーラウンド方式についての記述を、アンサンブル・キャストの「類似・関連する用語」節に転記することを提案します。この節ではハイパーリンク映画や群像劇などのアンサンブル・キャストと類似・関連する用語について説明していますが、メリーゴーラウンド方式も「複数の同格の登場人物」による物語形式という点でアンサンブル・キャストとの関連性が強いため、そちらに転記して関連用語をまとめて説明する形にしたいと思います。--石川太郎左ヱ門会話2022年5月11日 (水) 14:34 (UTC)[返信]

報告 一部転記を実行しました。--石川太郎左ヱ門会話2022年5月19日 (木) 08:48 (UTC)[返信]