ノート:エリデス属

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種小名に関する覚え書き[編集]

 この属の種は手許にある『図説熱帯植物集成』(1969年) や『熱帯植物要覧』(第4版、1996年) 等では種小名が中性とされているのですが、キュー植物園系データベース Plants of the World Online (POWO)ミズーリ植物園系データベース Tropicos では女性とされています(例: Aerides odoratumA. odorata)。キュー植物園系データベースでも Tropicos でも過去には種小名は中性とされていた事が窺えます。たとえば POWO における前掲種の同タイプシノニム Epidendrum odoratum のページのPublications欄には "Govaerts, R. (2003). World Checklist of Monocotyledons Database in ACCESS: 1-71827. The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew. [Cited as Aerides odoratum.]" とあり、少なくとも2003年時点ではまだ中性とされていた模様です。また2013年に更新停止された The Plant List では Tropicos のデータと、現在は POWO に統合された World Checklist of Selected Plant Families (WCSP) の2012年春のデータが公開されていますが、種小名は WCSP ではその時既に女性とされていた一方、Tropicos ではまだ中性とされていました。以上から致しますと、この属は21世紀に入ってから種小名の性の扱いが変更され始めた模様です。現行のICN第62条第4項には〈属名が -anthes-oides-odes で終わる場合は女性、-ites で終わる場合は男性扱いとし、原記載者が仮に左記と異なる性を用いていたとしても無視しなさい〉という旨が記されているのですが、今回の Aerides の場合はこの条文の適用対象となるのか曖昧で、上記の各データベースにも特に明記がありません。 --Eryk Kij会話2023年2月14日 (火) 23:34 (UTC)[返信]