ノイエ・ツァイト

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Die Neue Zeit (1883年創刊号の表紙)

ノイエ・ツァイト: Die Neue Zeit、新時代の意)は、ドイツのシュトゥットガルトに本部を置くドイツ社会民主党(SPD)の理論機関誌。

1883年から1923年まで発行された[1]

歴史経過[編集]

社会主義を代表する政治家や理論家たちによって創刊され[2]、1883年1月1日に第1号が発行された。社会主義者鎮圧法が廃止された後、1890年10月1日に月刊誌から週刊誌に変更された。1901年にはSPDの機関誌となった[2]。雑誌の衰退と終焉は、1920年代のハイパーインフレーションによってもたらされた。

Sozialistische Monatshefteと競合するSPDの最も重要な機関誌となった[3]

1917年にSPDから脱退するまで、カール・カウツキーエマニュエル・ヴルムドイツ語版によって編集されていた[3]。その後、ハインリヒ・クノウが編集長を務めるようになった。

ノイエ・ツァイトはDie Gesellschaftドイツ語版に引き継がれ[3]、 1924年4月1日に創刊号が発行された。

オーストリアの社会主義理論誌「デル・カンプ(Der Kampf)英語版ドイツ語版」はノイエ・ツァイトから着想を得たものである[4]

著名な寄稿者[編集]

脚注・参考文献[編集]

  1. ^ Neue Zeit (Stuttgart 1823-1923)”. Marxists. 2017年2月18日閲覧。
  2. ^ a b Literaturkritik in Deutschland an der Universität Marburg” (ドイツ語). 2004年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年7月27日閲覧。
  3. ^ a b c Home: German Historical Institute London (GHIL) Archived 27 September 2007 at the Wayback Machine.
  4. ^ Astrid von Busekist (2019). “After Empire: Karl Renner’s Danubian model of pluralism”. Nations and Nationalism 25 (2): 547. doi:10.1111/nana.12464. 

外部リンク[編集]