ネットワーク・コンピューティング

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ネットワーク・コンピューティング: network computing、NC)とは、ネットワークを中心としたコンピュータの利用形態のこと。ネットワーク・セントリック・コンピューティング(ネットワーク中心コンピューティング、network-centric computing、NCC)ともいう。

概要[編集]

コンピュータの利用形態は、歴史的には以下の潮流と考えられる。

例えば複数のコンピュータの構成図を描く場合、従来は大型のコンピュータは上部に、端末クライアントは下部に、ネットワークはその間に描かれたが、ネットワーク・コンピューティングの場合は上部にネットワークを描き、多数のコンピュータがぶらさがっており、ネットワーク経由で相互に必要な処理を行うイメージといえる。

ネットワーク・コンピューティングの考えや用語はサン・マイクロシステムズを含め以前からあったが、1995年 COMDEXでのIBM会長ルイス・ガースナーによる提唱で広まった。当初はネットワーク・セントリック・コンピューティング(ネットワーク中心コンピューティング、NCC)と呼ばれたが、1996年夏頃から単にネットワーク・コンピューティングと呼ばれるようになった。

背景として、回線の低価格化、インターネットに代表される各種ネットワークの標準化の進展があった。

IBMは当時、各製品のネットワーク対応(TCP/IPWebJavaなど)を進め、一部の製品名を改称した(NetVistaNetwork Printerなど)。更にネットワークコンピュータであるIBM Network Stationも発表したが、これは普及しなかった。IBMは1997年に、ネットワークコンピューティングを更に発展させたというe-ビジネス(e-Business)を提唱し、以後はe-ビジネスが強調されていった。

現在のグリッドコンピューティングクラウドコンピューティングも、ネットワークコンピューティングの1形態と考えることができる。

備考[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]