ドイツ陸軍

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ドイツ陸軍(ドイツりくぐん)とは、ドイツの地上軍の名称である。本項ではドイツ統一後の各時代における陸軍について扱う。

名称[編集]

名称は帝政ドイツ時代から第二次世界大戦後にかけて次のように変遷した。

ドイツ帝国時代(1871年-1919年
ヴァイマル共和政時代(1919年-1935年)
ナチス・ドイツ時代(1935年-1945年
ドイツ民主共和国(東ドイツ)時代(1956年-1990年)
ドイツ連邦共和国時代(1955年-)

ドイツ帝国陸軍(Deutsches Heer)[編集]

ドイツ帝国陸軍は、ドイツ帝国が有した陸軍。プロイセン王国陸軍、ザクセン王国陸軍、バイエルン王国陸軍、ヴュルテンベルク王国陸軍など、ドイツ帝国を成す各王国の陸軍によって構成されていた。第一次世界大戦を戦い、敗戦と共に解体された。Deutsches Heerの名称は、直訳で「ドイツの陸軍」を意味する。 ドイツ帝国陸軍 各師団 師団名 創設年 本拠地 所属領邦 師団長配置年 所管 ドイツ帝国陸軍プロイセン師団所属 第1近衛師団 1813年 ベルリン プロイセン王国 1813年 ベルリン管区 第2近衛師団 1816年 ベルリン プロイセン王国 1816年 ベルリン管区 近衛騎兵師団 1813年 ベルリン プロイセン王国 1813年 ベルリン管区 第1師団 1815年 ケーニヒスベルク プロイセン王国 1815年 第1軍管区 第2師団 1819年 ダンツィヒ プロイセン王国 1819年 第1軍管区 第3師団 1816年 シュテッティン プロイセン王国 1818年 第2軍管区 第4師団 1818年 ブロムベルク プロイセン王国 1818年 第2軍管区 第5師団 1816年 フランクフルト・オーダー プロイセン王国 1818年 第3軍管区 第6師団 1818年 ブランデンブルク プロイセン王国 1848年 第3軍管区 第7師団 1830年 マクデブルク プロイセン王国 1830年 第4軍管区 第8師団 1816年 エアフルト プロイセン王国 1825年 第4軍管区 第9師団 1816年 クラカウ プロイセン王国 1832年 第5軍管区 第10師団 1816年 ポーゼン プロイセン王国 1838年 第5軍管区 第11師団 1816年 ブレスラウ プロイセン王国 1816年 第6軍管区 第12師団 1838年 ナイセ プロイセン王国 1838年 第6軍管区 第13師団 1815年 ミュンスター プロイセン王国 1815年 第7軍管区 第14師団 1815年 デュッセルドルフ プロイセン王国 1838年 第7軍管区 第15師団 1818年 ケルン プロイセン王国 1818年 第8軍管区 第16師団 1816年 トリーア プロイセン王国 1839年 第8軍管区 第17師団 1866年 シュヴェリーン プロイセン王国 1866年 第8軍管区 第18師団 1866年 フレンスブルク プロイセン王国 1866年 第9軍管区 第19師団 1866年 ハノーヴァー プロイセン王国 1866年 第10軍管区 第20師団 1866年 ハノーヴァー プロイセン王国 1866年 第10軍管区 第21師団 1866年 フランクフルト・アム・マイン プロイセン王国 1866年 第18軍管区 第22師団 1866年 カッセル プロイセン王国 1866年 第11軍管区 第23師団 1867年 ドレスデン プロイセン王国 1867年 第12軍管区 第24師団 1867年 ライプツィヒ プロイセン王国 1867年 第12軍管区 第25師団 1867年 ダルムシュタット プロイセン王国 1867年 第13軍管区 ドイツ帝国陸軍ヴュルテンベルク師団所属 第26師団(ヴュルテンベルク第1師団) 1817年 シュトゥットガルト ヴュルテンベルク王国 1817年 第13軍管区 第27師団(ヴュルテンベルク第2師団) 1871年 ウルム ヴュルテンベルク王国 1872年 第13軍管区 ドイツ帝国陸軍プロイセン師団所属 第28師団 1871年 カールスルーエ プロイセン王国 1871年 第14軍管区 第29師団 1871年 フライスブルク・イム・ブライスガウ プロイセン王国 1871年 第14軍管区 第30師団 1871年 シュトラースブルク プロイセン王国 1871年 第15軍管区 第31師団 1871年 シュトラースブルク プロイセン王国 1871年 第15軍管区 ドイツ帝国陸軍ザクセン師団所属 第32師団(ザクセン第3師団) 1887年 ドレスデン ザクセン王国 1887年 第12軍管区 ドイツ帝国陸軍プロイセン師団所属 第33師団 1887年 シュトラースブルク プロイセン王国 第16軍管区 第34師団 1890年 メッツ プロイセン王国 1890年 第16軍管区 第35師団 1890年 ソルン(thorn) プロイセン王国 1890年 第17軍管区 第36師団 1890年 ダンツィヒ プロイセン王国 1890年 第17軍管区 第37師団 1899年 アレンシュタイン プロイセン王国 1899年 第20軍管区 第38師団 1899年 エアフルト プロイセン王国 1899年 第11軍管区 第39師団 1899年 コルマール プロイセン王国 1899年 第15軍管区 ドイツ帝国陸軍ザクセン師団所属 第40師団(ザクセン第4師団) 1899年 ケムニッツ ザクセン王国 1899年 第19軍管区 ドイツ帝国陸軍プロイセン師団所属 第41師団 1912年 ドイチュ・アイラウ プロイセン王国 1912年 第20軍管区 第42師団 1912年 ザールブルク プロイセン王国 1912年 第21軍管区


ヴァイマル共和国陸軍(Reichsheer)[編集]

ヴァイマル共和国陸軍は、第一次世界大戦後のヴァイマル共和国が有した陸軍。ヴェルサイユ条約軍備条項の下で再建され、規模や装備は厳しく制限されていたが、将校たちは合法・非合法を問わない様々な手段で戦力の保持を図った。1935年ヴェルサイユ条約放棄とドイツ再軍備宣言がなされ、国防軍陸軍となった。Reichsheerの名称は、直訳で「国(ライヒ)の陸軍」を意味する。

ドイツ国防軍陸軍(Heer)[編集]

ドイツ国防軍陸軍は、ヴェルサイユ条約放棄及びドイツ再軍備宣言を行ったナチス・ドイツが有した陸軍。第二次世界大戦を戦い、敗戦と共に解散された。Heerの名称は、単に「陸軍」を意味する。また、この時期にはドイツ国防軍とは別にナチ党の「親衛隊」(Schutzstaffel, SS)が有する戦闘部隊として「武装親衛隊」(Waffen-SS)があった。武装親衛隊もまた陸軍に相等する装備・組織を有し、陸軍と共に第二次世界大戦を戦った。

国家人民軍地上軍(Landstreitkräfte)[編集]

国家人民軍地上軍は、第二次世界大戦後のドイツ民主共和国(東ドイツ)が有した陸軍。Landstreitkräfteの名称は、直訳で「地上戦力」を意味する。ドイツ再統一によって事実上消滅した。

ドイツ連邦陸軍(Heer)[編集]

ドイツ連邦陸軍は、第二次世界大戦後のドイツ連邦共和国(西ドイツ及び現在のドイツ)が有する陸軍。Heerの名称は、単に「陸軍」を意味する。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]