デッドリー・ダズン パシフィック・シアター

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デッドリー・ダズン パシフィックシアター(Deadly Dozen: Pacific Theater)は、アメリカ合衆国にてInfogrames社より2002年に発売された三人称または一人称視点の3Dシューティング(FPS)のパソコンゲームソフト

概要[編集]

同じくInfogramesより発売されている「デッドリーダズン」(en:Deadly Dozen)の続編である。前作は第二次世界大戦連合軍ドイツ軍の戦いが主であったが、今回は太平洋戦争が主になっている。アメリカ軍日本軍の戦争の様子をリアルに描き、全体的にスニークアクションゲームとして仕上がっている。

プロローグ[編集]

1942年初頭、アメリカ海兵隊のジェームズ・(ブルドッグ)・バリンジャーは太平洋艦隊司令長官のニミッツ提督とアメリカ極東軍総司令官のマッカーサー元帥から日本を攻撃する部隊の編成を命じられた。海兵隊と陸軍海軍から12名が選ばれ、バリンジャーの部隊は「海軍第一特殊部隊」として編成され、特殊部隊としての訓練を開始。訓練を受けた特殊部隊の隊員たちは太平洋戦争の戦場へと送り出された。

登場人物[編集]

海軍第一特殊部隊

海軍第一特殊部隊は、マッカーサー元帥とニミッツ提督の命令により、1942年3月に編成された。指揮官には、米海兵隊ジェームズ・(ブルドッグ)・バリンジャー大佐が任命された。海軍第一特殊部隊はジャングルという環境のもとで特殊状況戦・奇襲戦を戦うための装備や訓練を身につけた極秘の特殊作戦部隊である。1942年、太平洋の日本軍勢力に対抗するため、バリンジャー指揮の下、部隊は秘密裏に行動を開始した。太平洋戦争の間大きな戦果を上げたが、公式のニュースや文書では直接彼らについて言及されることはなかった。1945年の終わりごろになると、戦争中の活動もほとんど機密扱いのまま正式に解散となり、隊員たちもひっそりと姿を消していった。

  • ジェームス・(ブルドッグ)・バリンジャー

米海兵隊大佐。バリンジャーは3つの大陸で戦闘経験があり、海軍殊勲章を2回授与した実績を持つ。米軍史上4番目に多くの勲章を授与され、ゲティスバーグのリー将軍の部下の有名な騎兵隊指揮官であるオーガスト・“ファイティング・マッド”・バリンジャーの曾孫にあたる。“ブルドッグ”のニックネームは、バリンジャーがニカラグアで大尉だった時についたものである。強固に防衛された丘の上の敵陣の対し、攻撃しないで後退するように命令されているにもかかわらず、その命令に背いて作戦を実行した彼の部隊は、わずか13人の犠牲だけでその作戦の流れを変えることに成功した。1941年、日米関係が悪化してきた頃、バリンジャーはニミッツ提督とマッカーサー元帥から直接の支援を受け、“アメリカ海軍第1特殊部隊”を編成し、兵士たちを訓練することとなった。

  • ジャッキー・ボイル

米海兵隊衛生兵。大酒飲みで勇猛な兵士であるボイルは、海軍の衛生下士官の生活を物足りなく感じ、海兵隊に入隊した。忠実なアイルランド系カトリック信者で、部隊の従軍牧師を務めている。部隊で一番の年長者で、他の兵士たちを自分の息子のように思っており、彼らからは“パパ”、“先生”、“牧師”などと呼ばれて親しまれている。

  • エディー・(ザ・ウォール)・ルジュネ

米海兵隊機銃兵。部隊で一番の腕利きというわけではないが、敗北を知らない海兵隊のヘビー級の戦士だ。巨体に似合わず動きは俊敏で、殺人的なパンチを持ち、機関銃の名手。たった一人で敵のトーチカを破壊させるなら、彼以外の適任者はいないだろう。

  • サルバトーレ・(サルボ)・ヴァリアレ

米海兵隊爆薬のスペシャリスト。元チンピラだが、マフィアではなく海兵隊員の道を選んだ。強力な爆発物のエキスパートで、砲の扱いはもちろんのこと、ナイフも同じように使いこなす。ニューヨークではアマチュアのオペラ歌手だったので、戦いのときの声は他人の耳から血が出るほどの大声だ。

  • ミハエル・(ミッキー)・ザドロズニー

米海兵隊火炎放射のスペシャリスト。孤児であり、放火犯として有罪判決を受けたザドロズニーには、失うものなどほとんどない。火炎放射器と機関銃のエキスパートで、敵の塹壕を攻略するのにうってつけである。

  • ヴァーノン・バンクス・ザ・サード

米海兵隊ライフル兵。背は低くやせているが頑丈な、ウェストバージニア州出身の鉱員。海兵隊に入隊する前には、ウェストバージニアとケンタッキーの地下で数多くの作業経験がある。海兵隊の身長制限ギリギリで入隊をクリアした。ほとんどの兵士が通れないような小さな穴にも入ることができるため、トンネルにも自然の洞窟にも進入してゆくことができる。手榴弾や爆発物の扱いの精通し、45口径射撃の名手でもある。穴の中に逃げ込んだ敵を追跡するなら、彼が適任だ。

  • ディエゴ・デサントス

米陸軍スナイパー。物腰の柔らかなキューバ系アメリカ人で、アメリカ軍一のスナイパー。故郷のフロリダ州では園芸家とアマチュア植物学者であり、熱帯に生息している植物から治療作用のあるものと抗毒作用を持つものを発見することができる。軍医としても訓練を受けており、部隊の衛生兵の代わりとしても活躍する。

  • フレデリック・マジソン

米陸軍偵察兵。優秀なハンター。移動にはそよ風ほどの音も立てない。ライフルの射撃の名人でナイフの扱いにも熟達しており、ジャングルには最適だ。また追跡のベテランで、敵の足跡や血の痕跡を発見して追跡することができる。

  • イライジャ・(チェリー)・アッペルバーム

米陸軍通信兵。短波無線とエレクトロニクスのマニアで、どんな無線でも修理・点検・操作することができる。また、敵の発信を探知することができ、通訳ができるくらい日本語が堪能。爆発物にも詳しいので、部隊の爆発物担当の代わりとしても活躍するだろう。

  • ヨルギオス・コントヤニス

米陸軍砲撃・重火器のエキスパート。元メカニックで自動車泥棒、重火器のエキスパート。軍隊の最初の2年間は、機甲師団に所属していた。エンジンのついているものなら何でも動かすことができ、また部隊の無線通信士の代わりとしても活躍する。

  • サブロウ・タカハシ

米陸軍諜報部員。メガネをかけており一見貧弱だが武道と剣道の達人で、刀と脇差しを持たせたら敵なしの日系アメリカ人情報将校。素手での戦いも得意とし、沖縄空手では黒帯の四段を持つ。非常に有能な諜報部員で、6つの言語(英語、日本語、中国語、ドイツ語、フランス語とロシア語)を流暢に話し、日本語は方言やアクセントもマスターしている。

  • ダニー・フィスク

米海軍隠密作戦要員。海軍きっての海の男フィスクは、息つぎなしで12分間もプールに潜っていることができる。サーファー、フリーダイバー、元ライフガードでもある彼は、サーフィンのメッカである南カリフォルニア育ち。部隊の中でも、一呼吸で最も速く、遠くまで泳ぐことができる。

  • ロバート・イーガン

米海軍隠密作戦要員。陸上でも海上でも同じように特殊活動をこなすことができる、コンバット・スイマー。現在のSEAL(米海軍特殊部隊)のお手本ともいうべき人物。頭脳明晰かつタフで、あらゆる秘密調査活動に精通している、優秀な特殊部隊員だ。軍医としての訓練も受けているので、あらゆるミッションに対応できるだろう。