デカントラップ

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ムンバイ東方のデカン高原
プネー付近のデカントラップの景観

デカントラップは、インドデカン高原に分布する地球上でもっともな広大な火成活動の痕跡である。2,000メートル以上の厚さを有する洪水玄武岩の何枚もの層から成り、面積は50万平方キロメートル。「トラップ」とは階段を意味するスウェーデン語で、この地域の景観が階段状のを示すことに由来する。

地史[編集]

中生代白亜紀末から新生代第三紀初の6800万年前から6000万年前の間に何回かの噴火によって形成された。浸食大陸移動により減少する前の面積は150万平方キロメートルにおよんだと推定される。この噴火の際に放出された大量の火山ガスと粉塵は、当時の地球において大規模な環境破壊をもたらしたと推測され、恐竜を滅ぼしたK-T境界大量絶滅の原因ともされる一方、50万年間に8度の地球温暖化をもたらしたとする研究もある[要出典]

成因[編集]

アフリカプレートインドプレートの分離を生じた海洋底拡大に伴い、インド洋レユニオン島のあたりでマントルプルームホットスポットとして活動し、合計3万年に亘る玄武岩噴出を引き起こしたと推定される。インド亜大陸はその後北上しユーラシア大陸に衝突した。また、インド西海岸に隕石衝突によるシバ・クレーターが存在し、その形成年代はK-T境界に一致し、これがデカントラップの発生を促進したのではないかとする仮説も提唱されている。実際にはクレーターではなく、プレートニクス理論に基づきインド亜大陸が南方向から北方向へ移動してきた際に、ユーラシア大陸と衝突しその衝撃で現在のヒマラヤ山脈が形成されたと同時に、インド亜大陸中央部に大きな力のひずみを生じ、それが原因となって台地が出現したと唱える学者もいる。未だにどれも仮説の域を出ないが、このデカン高原地域の一部地域では、「天然由来の理由で放射線量が高い村落」が存在し、その線量は日本の福島県における避難指示区域を大幅に上回っている。この村落では以前から周囲と異なる病が報告されており、地下に存在する放射線同位体物質が発する天然の放射性物質が影響していると思われる。同様に事故を起こした原発周辺よりも、常時自然に存在する大気内線量が高い地域は、西アフリカの一部やインド亜大陸及び南米大陸中央部の一部にも存在する。いずれも地下鉱脈が原因であるが、既に都市などが出来ている場合もあり、地上住民に避難指示などが出された例は少ない。東アジアでは中国の奥地の一部村落や、韓国の首都ソウル市近郊のベッドタウンにおいて、同様の放射性物質の自然線量が、世界平均より大幅に高い地域(いずれも変える事ができない地下の地層が影響している)が存在する。[1] (とはいえ、今のところ地球科学界の合意としては、その地形的特徴は実際には衝突クレーターではありそうにないとされている)

参考文献[編集]

関連項目[編集]

座標: 北緯18度51分 東経73度43分 / 北緯18.850度 東経73.717度 / 18.850; 73.717