チンタ・セネーゼ豚

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チンタ・セネーゼ豚

チンタ・セネーゼ豚(チンタ・セネーゼぶた、イタリア語: cinta senese)は、イタリアトスカーナ州シエーナ地方で食用に飼育される古代品種の豚の事である。

概要[編集]

前足から背中にかけて、バンド(=cinta)状の白縞が入った特徴を持つ黒毛種。豚の原種に限りなく近く猪に近い特徴を持つ。

チンタ・セネーゼを直訳すると「シエナ地方のバンド(縞)豚」となりその外観から命名されている。

生産数が少ない事もあり、しばしば高級豚として有名なイベリコ豚よりも高額で取り引きされる。

世界一高額な豚と言う評価をする者[誰?]もいる。

歴史[編集]

その起源は、古代ローマ人がより優れた肉質の豚を得るために、北の白豚(マレンマ種)と地中海沿岸に生息する黒豚(イベリコ豚も同系統)を交配させたのがこの豚だと言われている。

そして交配させた豚を各地に広めた結果、現在のシエナ地方で最も良く育ち、チンタセネーゼが生まれた。

20年数年前までは絶滅の危機に瀕していたが地元の人々の尽力により復活、現在に至る。

肉質[編集]

白豚種の太って軟らかい肉質と黒豚種の筋肉質で深い味わいの両方を兼ね備えている。

通常食用豚は1年程で出荷されるが、チンタ・セネーゼは3年の期間を掛けて飼育・出荷される。