スピッツ (犬)
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この記事のほとんどまたは全てが唯一の出典にのみ基づいています。 (2018年12月) |
スピッツ(独: Spitz)は、口吻がとがり、耳が立ったイヌの系統である[1]。スピッツ(シュピッツ)とはドイツ語で「鋭利な、尖った」という意味である。国際畜犬連盟の犬の分類では、第5グループ「原始的な犬・スピッツ」に含まれる。日本語では特に日本スピッツを単に「スピッツ」と呼ぶことが多い[1]。
遺伝子研究の成果により、シベリアン・ハスキーや柴犬、チャウチャウ等のスピッツの一部は、よりオオカミに近い形質を残す、原始的な犬と考えられている[1]。日本の在来犬種はすべてスピッツ系である。一方、おなじくスピッツや原始的な犬に分類されているものでも、ジャーマン・スピッツやイビザン・ハウンド等のヨーロッパ原産の犬種や、ファラオ・ハウンド等は、より家畜化が進んだ犬種で、牧羊犬に近いという[1]。なお、ジャーマン・シェパード・ドッグ等、立ち耳で尖ったマズルを持っていても、スピッツとは呼ばれない犬種もある[1]。