ジョージア軍 (北軍)

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Army of Georgia
国籍アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
軍種 アメリカ陸軍北軍
兵科
主な戦歴南北戦争
指揮
著名な司令官ヘンリー・W・スローカム

ジョージア軍(Army of Georgia)は、南北戦争海への進軍カロライナ方面作戦においてウィリアム・シャーマン少将の軍集団の左翼を務めたである。

歴史[編集]

1864年に実施されたアトランタ方面作戦において、シャーマンの率いた軍集団はテネシー軍カンバーランド軍及びオハイオ軍から構成されていた。9月のアトランタの陥落後、シャーマンオハイオ軍とカンバーランド軍第4軍団を、ジョン・ベル・フッド中将の南軍テネシー軍の残存部隊への対処のために、北方に派遣した。11月、シャーマンはカンバーランド軍の第14軍団第20軍団から成るジョージア軍を組織した。この新たに組織された軍の司令官には、第20軍団長であったヘンリー・W・スローカム少将が就任した。ジョージア軍は、シャーマンの海への進軍で片翼(左翼)を務めた。第15軍団第17軍団で構成される、オリバー・O・ハワードが指揮するテネシー軍がもう片翼(右翼)を務めた。海への進軍において、ジョージア軍は戦闘にはほとんど加わらなかったが、カロライナ方面作戦のアベラスバラの戦いに参戦し、ベントンビルの戦いでは主力を務めた。

司令官[編集]

主な戦い、作戦[編集]

戦闘序列[編集]

カロライナ方面作戦[編集]

軍司令官:スローカム少将

軍団 師団 旅団

第14軍団
Jefferson C. Davis少将

第1師団
Charles C. Walcutt准将

  • 第1旅団(6個連隊)
  • 第2旅団(3個連隊)
  • 第3旅団(4個連隊)

第2師団
James D. Morgan准将

  • 第1旅団(5個連隊)
  • 第2旅団(6個連隊)
  • 第3旅団(6個連隊)

第3師団
Absalom Baird少将

  • 第1旅団(7個連隊)
  • 第2旅団(5個連隊)
  • 第3旅団(4個連隊)
  • 砲兵部隊(4個砲兵中隊)

第20軍団
アルフェウス・ウィリアムズ少将
Joseph A. Mower少将

第1師団
Nathaniel J. Jackson准将
アルフェウス・ウィリアムズ少将

  • 第1旅団(4個連隊)
  • 第2旅団(5個連隊)
  • 第3旅団(5個連隊)

第2師団
ジョン・ギアリー少将

  • 第1旅団(5個連隊)
  • 第2旅団(5個連隊)
  • 第3旅団(6個連隊)

第3師団
William Thomas Ward少将

  • 第1旅団(5個連隊)
  • 第2旅団(4個連隊)
  • 第3旅団(6個連隊)
  • 砲兵部隊(4個砲兵中隊)

他にテネシー軍(2個軍団)及びオハイオ軍(2個軍団)が参加。

参考資料[編集]

外部リンク[編集]