ジョン・ウェブスター

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ジョン・ウェブスター(John Webster, 1580年? - 1634年?)はイギリスエリザベス朝からジェームズ朝期に掛けての劇作家ウィリアム・シェイクスピアの後輩にあたる。

伝記的には不明点の多い人物ではあるが、1598年にロンドンの法学院 (the Middle Temple) に入学したジョン・ウェブスターという人物が記録されていることや、『悪魔の訴訟』(The Devil's Law Case)などの作品に法律の知識が登場することから、法律家として教育を受けたであろうと考えられている。

劇作家としての最初の記録は、劇場経営者 Phillip Henslowe の日誌の1602年の箇所に、戯曲 Caesar's Fall の賃金を払ったとして登場する。

いくつかの劇においてトーマス・デッカーらと合作したが、彼の最も有名な作品である『白い悪魔』(The White Devil, 1608年頃)と『モルフィ公爵夫人』(The Duchess of Malfi, 1614年ごろ)の二つの悲劇は彼一人の手になるものだとされている。

ウェブスターの作品はシェイクスピアとは異なり、暗く陰鬱で残忍なものである。

邦訳[編集]

  • 『モルフィ公爵夫人(篠崎英米文学研究双書)』関本まや子訳 篠崎書林 1988
  • 『白い悪魔・モルフィ公爵夫人(エリザベス朝演劇集3)』小田島雄志訳 白水社 1996