サーフライダー・ファウンデーション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

サーフライダーファウンデーションジャパンSurfrider Foundation Japan)SFJは、「日本の海岸環境の保護」を目的とした環境保護活動を行なっている国際環境NGO、市民組織である。

スローガン 企業の環境対策、行政の取り組み、そして私たち市民ひとりひとりの環境意識が美しい海岸環境を守ることに繋がる 「そろそろ本気で考えよう 海を守るために」

SFJは2015年の組織改革以降、反対運動を一切行なっていない。市民と行政の協働と企業のCSR活動を中心に、対立より対話を重視して、欧米とは違う、新しい環境保護活動の確立を目指している。

歴史[編集]

  • 1984年 アメリカ合衆国で発足
  • 1993年 日本ではサーフライダー・ファウンデーション・ジャパン(S.F.J)として発足
  • 現在、世界23カ国、約25万人のメンバーがいる。

ミッション[編集]

日本の海岸環境の保護

関連する著名人[編集]

関連する団体[編集]

関連項目[編集]

2015年9月に旧理事会引責総辞職が決定。湘南支部代表だった中川淳が、新たに代表理事に就任して大規模な組織改革が行われた。拠点を湘南に移して、組織再生へ向けて有識者、学識経験者、芸術家、地方議員を招きSFJ運営諮問委員会を設置、生まれ変わった新体制のもと公益法人化を目指す。

組織改革と同時期に、新代表理事中川淳からの要請で、SFJ運営諮問委員会の一人である佐賀和樹藤沢市議会議員が市議会で湘南辻堂浄化センター(下水処理施設)の老朽化を指摘し、汚水放流による海の汚れの改善を提起した。

2017年度末、藤沢市は下水処理施設の改善計画を発表した。内容は、2023年までの5ヶ年計画で、総予算70億円をかけて環境基準達成率100%を目標に対策事業を行う。

2018年3月にカリフォルニア州サンタクルーズで開催されたGlobal Wave Conference 2018に参加した。同時に開催されたサーフライダーファウンデーション国際会議で、新体制の活動実績として、市民(サーファー)からの提起で行政予算70億円規模のサーフポイントの水質改善計画が実施されることを発表した。この発表により欧米各国から、新体制に対する高い評価を得た。

外部リンク[編集]