サントス・エルナンデス (ギター製作者)

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サントス・エルナンデス西: Santos Hernández、1874 - 1943年)はスペインのギター製作者。

生涯[編集]

ホセ・ラミレスの弟で、ギター製作を専門とするマヌエル・ラミレスの工房で働き、弦楽器製作の技術を学んだ。エルナンデスは、バックとサイドにイトスギを使用し、それらと響板を薄くした特徴的なフラメンコギターの最も有名な製作者の一人となった。

1912年には、若きアンドレス・セゴビア(1893 - 1987年)の最初の演奏旅行に同行したクラシック・ギターを製作したとされている。響板の挙動に関する彼の研究は、マルセロ・バルベロ[1]、アルカンヘル・フェルナンデス[2]、河野賢(こうの まさる)[3]など、その後数世代にわたるギター製作者たちに大きな影響を与えた。

脚注・参考文献[編集]

脚注[編集]

  1. ^ クラシックギターフロア, ドクターサウンド (2021年6月21日). “名工マルセロ・バルベロ・イーホについて”. Dr.Sound Blog. 2023年9月21日閲覧。
  2. ^ Arcangel Fernandez / アルカンヘル・フェルナンデス クラシックギター | 島村楽器オンラインストア”. 島村楽器島村楽器オンラインストア. 2023年9月21日閲覧。
  3. ^ ギタリストのつめみがきVol.5|山野楽器”. note(ノート) (2021年7月2日). 2023年9月21日閲覧。

参考文献[編集]

  • Allorto, Enrico、Chiesa, R.(Italian)『Chitarra』EDT、Torino、1990年。ISBN 978-88-7063-081-7https://www.amazon.co.jp/-/en/Enrico-Allorto/dp/8870630811 

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