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クルシュ (トルコ語: kuruş、オスマントルコ語: قروش gurûş 他) は、オスマン帝国で使われていた通貨の1つ。現在は、いくつかの旧オスマン諸国で補助通貨として使われている。
トルコ語本来の発音はクルシュだが、トルコ国外ではクルーシュ、クルス (kurus) などとも。
アラビア語ではクルシュ (qurush, قروش) だがこれは複数形で、単数形はキルシュ (qirsh, قرش) である。ただし、カナ表記・ラテン表記には、ギルシュ・グルシュ (sg: girsh、pl: gurush) など多くの異なる表記がある(アラブ語では単複の違い以外は同一表記)。
オスマン帝国のクルシュ[編集]
1688年、銀貨として鋳造された。価値は、エキュまたはスペインドルとほぼ等しかった。
1844年からは、リラが正規の通貨となり、クルシュはその補助通貨となった。
各国のクルシュ[編集]
トルコ
- 1リラ = 100クルシュ。新トルコ・リラ時代は正確には「新クルシュ (yeni kuruş)」と呼ばれた。
ヨルダン
- 1ディナール = 10ディルハム = 100クルシュ(ピアストル) = 1000フィルス。
サウジアラビア
- 1リヤル = 20クルシュ = 100ハララー。
エジプト
- 1ポンド = 100エルシュ(ピアストル) = 1000マッリーム。エルシュ (ersh) とはキルシュのエジプト風発音である。
スーダン
- 1ポンド = 100クルシュ。