ギムザ染色

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ギムザ染色によって赤く染まったシャーガス病(チャガス病)の病原体・トリパノゾーマ

ギムザ染色(ギムザせんしょく、: Giemsa stain)は、血液標本染色法の1つ。マラリア研究の先駆である医学者、グスタフ・フォン・ギムザ(Gustav von Giemsa、1867年 - 1948年)の名を取って「ギムザ染色」と呼ぶ。

ドイツハンブルクの熱帯病研究所にて、マラリア原虫の染色法として開発された。現在も臨床現場で広く用いられている。

手法[編集]

事前準備として、血液をスライドガラスに塗布し、乾燥させたのち、メタノールによって2〜3分間固定する。染色直前に、蒸留水1mlにつきギムザ液(メチレンブルーエオシンazure Bの混合液。エオシンについては染色の項を参照)を1〜2滴の割合で混ぜ合わせ、直ちに染色を行う。染色時間は15〜30分。染色が終了したら、軽く水洗したのち、再び乾燥させて封じる。

染色されるものは以下の通り。

染色体の場合、ギムザ染色すると、染色体の長軸沿いに濃淡のバンドが見える。このバンドの違いは遺伝子密度が関係している。バンドが濃い部分はDNAレベルで見ると、AT対が多く、遺伝子密度が低い。逆にバンドが薄い部分はGC対が多くハウスキーピング遺伝子も多いので遺伝子密度が高い。

関連項目[編集]