キートンのカメラマン
キートンのカメラマン | |
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The Cameraman | |
劇場ポスター | |
監督 |
エドワード・セジウィック バスター・キートン (クレジット無し) |
脚本 |
リチャード・シェイヤー ジョゼフ・W・ファーナム アル・ボースバーグ (クレジット無し) |
原案 |
クライド・ブラックマン ルー・リプトン イロン・モーガン (クレジット無し) |
製作 |
バスター・キートン (クレジット無し) ローレンス・ウェインガーテン (クレジット無し) |
出演者 |
バスター・キートン マーセリン・デイ ハロルド・グッドウィン |
撮影 |
レジー・ラニング エルギン・レスレー |
編集 |
ヒュー・ウィン バジル・ランゲル (クレジット無し) |
配給 | メトロ・ゴールドウィン・メイヤー |
公開 | 1928年9月22日 |
上映時間 | 67分 (8巻) |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 |
サイレント 英語中間字幕 |
興行収入 | $797,000 |
『キートンのカメラマン』(The Cameraman)は、エドワード・セジウィックとバスター・キートン(クレジット無し)による1928年のサイレント・コメディ映画である[1]。キートン、マーセリン・デイ、ハロルド・グッドウィンらが出演した。
キートンがメトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)と契約して以来初めての作品であり、2005年にアメリカ国立フィルム登録簿に追加された。
MGMはキートンのクリエイティブ・コントロールを制限し、彼のキャリアの転換期となった。彼は後にMGM移籍を「私のキャリアで最悪のミス」と語った[2]。
プロット
[編集]この作品記事はあらすじの作成が望まれています。 |
キャスト
[編集]- バスター・キートン
- マーセリン・デイ
- ハロルド・グッドウィン
- シドニー・ブレイシー
- ハリー・グリボン
- 猿のジョセフィン
- クレジットに無いキャスト
- リチャード・アレクサンダー
- エドワード・ブロフィー
- レイ・クック
- ヴァーノン・デント
- ウィリアム・アーヴィング
- ハリー・キートン
- ルイーズ・キートン
- チャールズ・リンドバーグ (アーカイヴ映像)
- バート・ムーアハウス
製作
[編集]1928年1月26日、キートンはメトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)と2年契約を交わした[3](キートンは後にMGMとの契約を「私の人生で最悪の間違い」と回想した[4])。この契約によりキートンは年に2本の映画に出演し、週給3000ドルでスタジオで3番目の高給取り俳優となった。
キートンは自分の独立系の製作会社から多くのスタッフを連れてきた。彼はすぐにMGMに『カメラマン』の企画を通し、会社はそれに対して1250ドルを支払った[5]。
脚本には22人の脚本家が関与したが、キートンはMGMの製作部長のアーヴィング・タルバーグに向かって脚本を投げ捨て、自身のやり方での製作を許可された[6]。
撮影現場はプロデューサーのローレンス・ウェインガーテンによって仕切られた。ウェインガーテンはキートンと現場で対立し、彼を子供と呼んだ。キートンは本作以前までは自分の作品を完全にコントロールしており、プロデューサーから干渉されることに慣れていなかった[7]。しかしながらタルバーグは完成した映画を気に入り、ラッシュのスクリーニング中に笑っていた[8]。
評価と影響
[編集]映画は79万7000ドルを売り上げて[9]興行的に成功し、また評論家からも絶賛された。MGMの脚本部署は数十年にわたってこの映画を「完璧に構成されたコメディ」として新人作家を育成する際の手本にした[8]。
後に1950年の『Watch the Birdie』にインスピレーションを与えており、キートンはMGMでギャグマンとして働き、レッド・スケルトンのアドバイザーを務めた[10]。
2005年にアメリカ議会図書館により国立フィルム登録簿に追加された。
保存状態
[編集]フィルムは1965のMGM保管庫火災により消失したと考えられていたが、1968年にパリで全編が発見された[11]。1991年にはいくつかの映像が欠けているものの更に状態の良いフィルムが発見された[11]。
参考文献
[編集]- ^ The Cameraman - IMDb .
- ^ Buster Keaton web site.
- ^ Meade, Marion. Buster Keaton: Cut to the Chase. New York, NY: Da Capo Press. 1997. ISBN 0-306-80802-1. p. 184.
- ^ Wakeman, John (1987). World Film Directors, Volume 1. New York, New York: The H. W. Wilson Company. ISBN 978-0-8242-0757-1. p. 529.
- ^ Meade. 1997. p. 185.
- ^ Wakeman. 1987. p. 529.
- ^ Meade. 1997. p. 186.
- ^ a b Meade. 1997. p. 187.
- ^ “Caspervek - The Cameraman”. caspervek.com. 2022年10月28日閲覧。
- ^ “Watch the Birdie”. Turner Classic Movies. 2018年12月4日閲覧。
- ^ a b Dennis Harvey. “The Cameraman”. San Francisco Silent Film Festival. September 23, 2015閲覧。