カラミアジカ
カラミアジカ | |||||||||||||||||||||||||||
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保全状況評価 | |||||||||||||||||||||||||||
ENDANGERED (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) ![]() ワシントン条約附属書I
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Axis calamianensis (Heude, 1888) | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
カラミアジカ | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Calamian deer |
カラミアジカ(Axis calamianensis)は、シカ科に分類されるシカ。
分布[編集]
種小名calamianensisは「カラミアン産の」の意で、和名や英名と同義。
形態[編集]
肩高60-70cm。体重35-50kg。頸部は短く、胴が長い。背面は黄褐色の短い体毛で被われ、黒い縦縞が入る。胴体腹面は暗褐色、尾腹面は白い体毛で被われる。四肢は暗褐色の体毛で被われる。
耳介は小型で、先端が尖る。四肢は短く、蹄の間にある臭腺(蹄間腺)はあまり発達しない。
オスには先端が二股に分かれた角がある。角の長さは30cm。
生態[編集]
森林や草原などに生息する。最大27頭以下の群れを形成し生活する。
食性は植物食で、主に草、木の葉、芽などを食べると考えられている。
繁殖形態は胎生。妊娠期間は約8か月。1回に1頭(まれに2頭)の幼獣を産む。
人間との関係[編集]
生息地では食用とされたり、角や皮が利用される。
食用や角、皮目的の乱獲などにより生息数は減少している。
関連項目[編集]
参考文献[編集]
- 今泉吉典監修 D.W.マクドナルド編 『動物大百科4 大型草食獣』、平凡社、1986年、84頁。
- 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ5 東南アジアの島々』、講談社、2000年、38、136頁。
外部リンク[編集]
- CITES homepage
- IUCN Red List - Home Page -
- Oliver, W., Widmann, P. & Lastica, E. 2008. Axis calamianensis. In: IUCN 2009. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2009.1.
- 環境省