カボション・カット
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カボション・カット(英: cabochon cut)は宝石のカット法の一つで、石を丸い山形に整えて研磨し、光の反射ではなく石が持つ光沢や文様を生かすカットの方法である。
カボション・カットは、一般に略して「キャブ(Cabs)」としても知られていて、最も古く普及した形の宝石カッティングである。[1]「カボション」は中世フランス語で「頭」を意味する。
主に翡翠などの半透明な宝石やトルコ石などの不透明な宝石に施されるが、透明な石に対しても、キャッツアイ効果、スター効果、遊色効果、などの特殊な光学的効果を求めて施されることがある。また、ファセット面のエッジが磨滅しやすい柔らかい石に対し、強度的な理由からカボション・カットが施される事もある。
カボション・カットされる石としては、ヒスイ、トルコ石、オパール、キャッツアイ、タイガーズアイ、スタールビーなどが代表的である。

これらの石は、構成原子が規則正しく並んでいない非晶質(例:オパール、テクタイト、モルダバイト)、または、目に見えないほどの小さな結晶が集まっている多晶質(例:めのう)と呼ばれる性質を持っている。[2]これらの性質を持つ石は、ファセットカットを施しても、十分に美しさを発揮することができない。そのため、表面の艶や色の美しさ、量感を強調することのできるカボションカットに加工されることが多い。[3]
カットのバリエーションとしては、シングル・カボションやハイ・カボション、ロー・カボションやダブル・カボション等がある。
画像
[編集]- オパール
- スターサファイア
- レイクスペリオルアゲート(メノウの一種)
出典
[編集]- ↑ GSTV (1995年5月27日). “宝石カット「カボションカット」とは?【ジュエリー豆知識】”. JEWELRY SQUARE MEDIA. 2025年1月28日閲覧。
- ↑ 『ジュエリーコーディネーター検定 3級』(初版第20刷)一般社団法人 日本ジュエリー協会、2016年、33頁。
- ↑ 『ジュエリーコーディネーター検定 3級』(初版第20刷)一般社団法人 日本ジュエリー協会、2016年、75頁。
参考文献
[編集]- 『ジュエリーコーディネーター検定 3級』一般社団法人 日本ジュエリー協会、2016年。ISBN 978-4-931414-01-3。