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オオアマナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オオアマナ
オオアマナ
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
: キジカクシ目 Asparagales
: キジカクシ科 Asparagaceae
亜科 : ツルボ亜科 Scilloideae
: オオアマナ属 Ornithogalum
: オオアマナ O. umbellatum
学名
Ornithogalum umbellatum L.[1]

オオアマナ(大甘菜、学名:Ornithogalum umbellatum)は、キジカクシ科オオアマナ属多年草。英名は「ベツレヘムの星(英:Star of Bethlehem)」だが、ハナニラなどもこの名称で呼ばれる。花言葉は潔白、純粋、無垢、才能である。

概略

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欧州からアジア南西部が原産の多年草。4月から5月頃に直径約3cmの白い六弁花が花茎の先に多数咲く[2]。花後には葉は枯れる。11月頃に線状の葉を展開し、その状態のまま越冬する。

日本には観賞用植物として明治末期に渡来した。白い鱗茎を持ち、分球により盛んに繁殖する。耐寒性があり、性質は丈夫[3]。しばしば逸出し、野生化している[2]

名はアマナに似ていることに由来するが、アマナと異なり有毒植物の為注意が必要。

文化

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英名の「ベツレヘムの星」は、イエス・キリスト生誕の夜に光り輝いた星に由来する。東方三博士と牧人たちを飼葉桶へ導き、流星のように飛び散った。そして野原の花オオアマナになったとされる[4]

ギャラリー

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出典

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  1. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList)”. 2025年2月27日閲覧。
  2. ^ a b 『日本帰化植物写真図鑑』 (2001), p. 408
  3. ^ 『原色園芸植物図鑑 IV』 (1988), p. 178
  4. ^ 瀧井康勝『366日 誕生花の本』日本ヴォーグ社、1990年11月30日、61頁。 

参考文献

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  • 清水矩宏、森田弘彦、廣田伸七『日本帰化植物写真図鑑』(2001年9月10日 第二刷)全国農村教育協会、2001年。ISBN 4-88137-085-5 
  • 『原色園芸植物図鑑 IV』本田 正次,林 弥栄,古里 和夫 監修(初版)、北隆館〈コンパクト版 10〉、1988年。 

外部リンク

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