エクトイン

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エクトイン[1]
識別情報
CAS登録番号 96702-03-3
PubChem 126041
ChemSpider 112069 チェック
KEGG C06231
特性
化学式 C6H10N2O2
モル質量 142.16
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

エクトイン (ectoine) は、いくつかの種の細菌で見られる化合物である。適合溶質(オスモライト)であり、高い浸透圧ストレスから生体を守る。好塩菌の中に高い濃度で見られ、や温度のストレスに対する耐性を与えている。エクトインはEctothiorhodospira halochlorisで最初に発見されたが、グラム陰性菌及びグラム陽性菌の広い範囲でみられる。その他にも、次のような種で見られる。

  • Marinococcus halophilus
  • Pseudomonas stutzeri
  • Halomonas elongata

生合成[編集]

エクトインは、アスパラギン酸β-セミアルデヒドに3つの酵素が連続的に作用することで合成される。生合成に関わる遺伝子はそれぞれectAectBectCと呼ばれ、それぞれL-2,4-ジアミノブチル酸アセチルトランスフェラーゼ、L-2,4-ジアミノブチル酸トランスアミナーゼ、L-エクトインシンターゼをコードする。

利用[編集]

タンパク質やその他の細胞構造を安定化させ、紫外線や乾燥のようなストレスから皮膚を守る働きを持つことから、スキンケア製品や日焼止め製品等に有効成分として使われている。

出典[編集]