イーゴリ・モルグロフ

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イーゴリ・ウラジーミロヴィチ・モルグロフロシア語: Игорь Владимирович Mоргулов、ラテン文字転写の例:Igori Vladimirovich Morgulov1961年5月4日 − )は、ロシア外交官ロシア連邦外務次官

経歴・人物[編集]

1983年モスクワ大学アジア・アフリカ学部を卒業する。1991年外務省に入省する。外務省本省の他、日本アメリカ中国などの在外公館に勤務した。2006年から2009年まで、駐在中国大使館公使参事官。2009年から2011年までロシア連邦外務省第一アジア局(部)長。2011年12月からロシア連邦外務次官[1]

中国語英語に堪能。私生活では、夫人との間に二子がいる。

2015年9月2日インタファクス通信に対し、日本との北方領土問題に関する対話は行わない考えを示した。日露間の平和条約締結に関する交渉を継続する用意はあるものの、領土問題については「70年前に解決済みだ」と述べた[2]

2018年、日本の森健良外務審議官との日露次官級協議などにあたった[3]。その後、日露平和条約交渉の実務担当者として、大統領特別代表に指名される[4]

脚注[編集]

  1. ^ (ロシア語) МОРГУЛОВ Игорь Владимирович”. ロシア外務省 (2012年1月13日). 2015年9月5日閲覧。
  2. ^ (日本語) ロシア外務次官、「日本と北方領土の対話せぬ」 領土問題は「70年前に解決済み」”. 産経ニュース (2015年9月3日). 2015年9月5日閲覧。
  3. ^ 日露次官級協議 11日にモスクワで開催産経ニュース2018.5.8 11:28更新
  4. ^ 日ロ外相を平和条約交渉責任者に 首相訪ロ前に初会合

外部リンク[編集]