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インドネシアの法務人権大臣一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
法務人権大臣
Menteri Hukum dan Hak Asasi Manusia
法務人権大臣の章
法務人権大臣の旗
現職者
ヤソナ・ラオリー（インドネシア語版）
就任日 2014年10月27日
任命大統領
任期5年
初代就任スポモ（インドネシア語版）
創設1945年8月19日
ウェブサイトwww.kemenkumham.go.id
スポモ（インドネシア語版）は1945年8月19日から11月14日にかけて初代法務大臣を務めた。
アブドゥル・ガファー・プリンゴディグド（インドネシア語版）は1950年1月21日から9月6日にかけて務めた
パトリアリス・アクバル（インドネシア語版）は2009年10月22日から2011年10月19日にかけて務めた。

本項では、インドネシアの法務人権大臣（Menteri Hukum dan Hak Asasi Manusia）を一覧する。法務人権大臣は、インドネシアの法務人権省（英語版）を所管する大臣である。

最初の法務人権大臣はスポモ（インドネシア語版）で1945年8月19日就任。最も直近に選出された法務人権大臣はヤソナ・ラオリー（インドネシア語版）で2014年10月27日就任[1]。最も長い期間、大臣職を務めた法務人権大臣はイスマイル・サーレハ（インドネシア語版）で、1983年3月19日から1993年3月17日まで約10年間務めた[1]。最も短い期間、大臣職を務めた法務人権大臣はマルシラム・シマンジュンタク（インドネシア語版）で、2001年6月2日から20日までの僅か18日務めた[1]。

歴史[編集]

法務大臣（Menteri Kehakiman）は、1945年通過法案第2号が公布された際に、法務省とともに設置された役職である[2]。インドネシア独立宣言の2日後となる1945年8月19日、最初の法務大臣にスポモ（インドネシア語版）が就任[1]。ソエポモは高等宗教裁判所、市民裁判所、最高裁判所、1945年10月1日以降からは検察庁などの組織の所管も行っていた[2]。1946年、高等宗教裁判所の管轄が法務大臣から宗教大臣になった[2]。

1964年10月31日に可決された1964年通過法案第19号によって、裁判所制度は一般裁判所、宗教裁判所、行政裁判所、軍事裁判所の4つに分割された[2]。1965年、1965年通過法案第13号の成立により、民事裁判制度は下級裁判所、上級裁判所、最高裁判所の3段階に分けられることが宣言された[2]。

職務[編集]

法務人権省（英語版）の長として、法律および人権問題の解決に向け行動を行い、大統領に必要な情報を提供することを任務とする職となっている[3]。

大臣一覧[編集]

法務人権大臣一覧
# 肖像 氏名 内閣 就任日-退任日 備考 Ref.
1 スポモ（インドネシア語版） 大統領内閣 1945年8月19日 - 1945年11月14日 「法務大臣」として就任 [1]
2 スワンディ（インドネシア語版） 第1次シャフリル内閣 1945年11月14日 – 1946年3月12日   [1]
第2次シャフリル内閣 1946年11月14日 – 1946年10月2日 [1]
3 スサント・ティルトプロジョ（インドネシア語版） 第3次シャフリル内閣 1946年10月2日 – 1947年6月26日 [1]
第1次サラフディン内閣（インドネシア語版） 1947年7月3日 – 1947年11月11日 [1]
第2次サラフディン内閣（インドネシア語版） 1947年11月11日 – 1948年1月29日 [1]
第1次ハッタ内閣（インドネシア語版） 1948年1月29日 – 1949年8月4日 [1]
* ルクマン・ハーキム シャフルディン臨時内閣（インドネシア語版） 1948年12月19日 – 1949年7月13日 [1]
(3) スサント・ティルトプロジョ（インドネシア語版） 第1次ハッタ内閣（インドネシア語版） 1949年8月4日– 1949年12月20日 [1]
(1) スポモ インドネシア連邦共和国内閣（インドネシア語版） 1949年12月20日 – 1950年9月6日 [1]
(3) スサント・ティルトプロジョ（インドネシア語版） スサント内閣（インドネシア語版） 1949年12月20日 – 1950年1月21日 [1]
4 アブドゥル・ガファー・プリンゴディグド（インドネシア語版） ハリム内閣（インドネシア語版） 1950年1月21日 – 1950年9月6日 [1]
5 ウォンソネゴロ（インドネシア語版） ナシール内閣（インドネシア語版） 1950年9月6日 – 1951年4月27日 [1]
6 モハマド・ヤミン（インドネシア語版） ソキマン内閣 1951年4月27日 – 1952年4月3日 [1]
7 ルクマン・ウィリアディナタ ウィロポ内閣（インドネシア語版） 1952年4月3日 – 1953年7月30日 [1]
8 ジョディ・ゴンドクスモ 第1次サストロアミジョヨ内閣（インドネシア語版） 1953年7月30日 – 1955年8月12日 [1]
(7) ルクマン・ウィリアディナタ ハラハップ内閣（インドネシア語版） 1955 年8月12日– 1956年3月24日 [1]
9 モエルジャトノ（インドネシア語版） 第2次サストロアミジョヨ内閣（インドネシア語版） 1956年3月24日 – 1957年4月9日 [1]
10 グスタエフ・A・マエンコム カルタウィジャヤ内閣（インドネシア語版） 1957年4月9日 – 1959年7月10日 [1]
11 サハルジョ（インドネシア語版） 第1次作業内閣（インドネシア語版） 1959年7月10日 – 1960年2月18日 [1]
第2次作業内閣（インドネシア語版） 1960年2月18日 – 1962年3月6日 [1]
第3次作業内閣（インドネシア語版） 1962年3月6日 – 1963年11月13日 [1]
12 アスタラウィナタ 第4次作業内閣（インドネシア語版） 1963年11月13日 – 1964年8月27日 [1]
第1次ドヴィコラ内閣（インドネシア語版） 1964年8月27日 – 1966年3月28日 [1]
13 ウィルジョノ・プロジョディコロ（インドネシア語版） 第2次ドヴィコラ内閣（インドネシア語版） 1966年3月28日 – 1966年7月25日 [1]
14 ウマル・セノ・アジ（インドネシア語版） 第1次アンペラ内閣（インドネシア語版） 1966年7月25日 – 1967年10月17日 [1]
第2次アンペラ内閣（インドネシア語版） 1967年10月17日 – 1968年6月6日 [1]
第1次スハルト内閣（インドネシア語版） 1968年6月6日 – 1973年3月28日 [1]
15 モフタル・クスマアトマジャ（インドネシア語版） 第2次スハルト内閣（インドネシア語版） 1973年3月28日 – 1978年3月29日 [1]
16 ムジョノ（インドネシア語版） 第3次スハルト内閣（インドネシア語版） 1978年3月29日 – 1981年2月9日 [1]
17 アリ・サイード（インドネシア語版） 第3次スハルト内閣（インドネシア語版） 1981年2月9日 – 1983年3月19日 [1]
18 イスマイル・サーレハ（インドネシア語版） 第4次スハルト内閣（インドネシア語版） 1983年3月19日– 1988年3月21日 最も長い期間 務めた [1]
第5次スハルト内閣（インドネシア語版） 1988年3月21日 – 1993年3月17日 [1]
19 オエトジョ・オエスマン 第6次スハルト内閣（インドネシア語版） 1993年3月17日 – 1998年3月16日   [1]
20 ムラディ（インドネシア語版） 第6次スハルト内閣（インドネシア語版） 1998年3月16日 – 1998年5月21日 [1]
第7次スハルト内閣（インドネシア語版） 1998年5月23日 – 1999年10月20日 [1]
21 ユスリル・イハザ・マヘーンドラ（インドネシア語版） ワヒド内閣（インドネシア語版） 1999年10月23日 – 2001年2月7日 職名が「法務立法大臣」になる [1]
22 バハルディン・ロパ（インドネシア語版） 2001年2月9日 – 2001年6月2日   [1]
23 マルシラム・シマンジュンタク（インドネシア語版） 2001年6月2日 – 2001年6月20日 最も短い期間 務めた [1]
24 モハマド・マフフード・マハモディン（インドネシア語版） 2001年6月20日 – 2001年8月9日   [1]
(21) ユスリル・イハザ・マヘーンドラ（インドネシア語版） スカルノプトゥリ内閣（インドネシア語版） 2001年8月10日 – 2004年10月20日 職名が「法務人権大臣」になる [1]
25 ハミド・アワルディン（インドネシア語版） 第1次ユドヨノ内閣（インドネシア語版） 2004年10月21日 – 2007年5月7日   [1]
26 アンディ・マッタラワ 2007年5月7日 – 2009年10月20日 [1]
27 パトリアリス・アクバル（インドネシア語版） 第2次ユドヨノ内閣（インドネシア語版） 2009年10月22日 – 2011年10月19日 [1]
28 アミル・シャムスディン（インドネシア語版） 2011年10月19日 – 2014年10月20日 [1]
29 ヤソナ・ラオリー（インドネシア語版） 第1次ウィドド内閣（インドネシア語版） 2014年10月27日 – 現職 [4][5]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw Ministry of Law and Human Rights, Menteri dari Masa.
  2. ^ a b c d e Ministry of Law and Human Rights, Sejarah.
  3. ^ Ministry of Law and Human Rights, Tugas Pokok dan Fungsi.
  4. ^ Indonesia Investments.
  5. ^ Wakil Presiden Republik Indonesia.

参考文献[編集]

  • “Menteri dari Masa ke Masa” [Ministers from Period to Period] (Indonesian). Ministry of Law and Human Rights. 2012年1月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年12月29日閲覧。
  • “Sejarah” [History] (Indonesian). Ministry of Law and Human Rights. 2012年1月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年12月30日閲覧。
  • “Tugas Pokok dan Fungsi” [Duty and Functions] (Indonesian). Ministry of Law and Human Rights. 2012年1月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年12月30日閲覧。
  • “Working Cabinet (2014-2019)”. Indonesia Investments. 2024年7月15日閲覧。
  • “The Working Cabinet”. Wakil Presiden Republik Indonesia. 2024年7月15日閲覧。

関連項目[編集]

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