アーセナルファイヤーアームズ ストライクワン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ストライクワン
ストライクワン(9mmパラベラム仕様)
種類 半自動式拳銃
原開発国 ロシア
イタリア
開発史
開発者 ディミトリー・ストラシンス
ニコラ・バンディーニ
製造業者 アーセナルファイヤーアームズ
製造期間 2012年–
派生型 コンバットモデル
諸元
重量 750 g (26.5 oz) (ポリマーフレーム)
890 g (31.4 oz) (金属フレーム)
700 g (24.7 oz) (コンバットモデル)
全長 210 mm (8.3 in)
190 mm (7.5 in) (コンバットモデル)
銃身 127 mm (5.0 in)
110 mm (4.3 in) (コンバットモデル)
全幅 33 mm (1.3 in)
全高 143 mm (5.6 in)
130 mm (5.1 in) (コンバットモデル)

弾丸 9x19mmパラベラム弾
9x21mm IMI弾
.357SIG弾
.40S&W弾
装填方式 13発
15発
17発
テンプレートを表示

アーセナルファイヤーアームズ ストライクワン(Arsenal Firearms Strike One)はイタリアのアーセナルファイアアームズ社によって開発された半自動式拳銃である。

概要[編集]

ストライカー撃発式およびポリマーフレーム(超々ジュラルミンフレームもある)を採用しておりグロック17に準じた設計のようだが、Y字形のロッキングブロックによる独自のショートリコイルシステムを採用し、また銃身の位置を従来品より更に下げ反動をコントロールしやすいよう設計されている。

開発者はアーセナルファイアアームズ社創設者のニコラ・バンディーニとロシア人のディミトリー・ストラシンス。一時はロシア軍のトライアルに選ばれ(そのため「ストリージ」(アマツバメ)という別称もある)、FSBスペツナズ隊員が少数購入した[1][2]

フルサイズのStryk-AとコンパクトモデルのStryk-Bが流通している。ヨーロッパ数カ国で製造されており、ドイツ、ハンガリー[3]で製造されたが、現在はチェコの工場での製造が中心である[4]

現在のアメリカ合衆国の販売子会社はArchon Firearms社であり、Stryk-Bの米国仕様であるArchon Type Bが販売されている。

脚注[編集]

  1. ^ Marsh, Ethan (2013年1月22日). “Inside Arsenal’s Strike One Pistol”. The Firearm Blog. 2021年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年7月9日閲覧。
  2. ^ Убийца "Глока" // журнал "Оружие", № 1, 2014. стр.16-23
  3. ^ Ron Curtis (2018年5月20日). “Archon Type B is a Unique Handgun Worth the Wait!”. Recoil Magazine. 2023年9月6日閲覧。
  4. ^ Archorn Firearms

外部リンク[編集]