アルテスネート・アモジアキン
| 成分一覧 | |
|---|---|
| アルテスナート | 抗マラリア剤 |
| アモジアキン | 抗マラリア剤 |
| 臨床データ | |
| 販売名 | カモクインなど[2] |
| 胎児危険度分類 |
|
| 投与経路 | 月ごと[1] |
アルテスナート・アモジアキン（英: Artesunate/amodiaquine）は、 カモクイン（英: Camoquin）などの商品名で販売されている、マラリアの治療に用いられる医薬品である[3][4]。アーテスネートとアモジアキンが固定用量で組み合わされた配合薬である[3]。具体的な用途は、熱帯熱マラリア原虫による合併症のない急性マラリアに推奨される[5]。投与法は経口である[6]。
一般的な副作用には、食欲不振、吐き気、腹痛、眠気、睡眠障害、咳などがあげられる[7]。妊娠中の人への投与の安全性は明らかではないが、他の医薬品が使用できない場合は、アルテスナート・アモギアキンが使用される場合がある[7]。授乳中の人への使用は安全であると考えられている[7]。アーテスナートとアモジアキンはどちらも抗マラリア薬であるが、それぞれの作用機序は異なる[7]。
アルテスナート・アモギアキンは、2007年から市販され始めた[8]。世界保健機関の必須医薬品リストに記載されている[3]。アルテスナート・アモジアキンは後発医薬品として入手できる[8]。発展途上国での一連の治療分の卸売価格は、約0.85 米ドルから1.52米ドルである[6]。2014年時点の米国または英国では市販されていない[2][9]。
出典[編集]
- ^ “WHOCC - ATC/DDD Index”. www.whocc.no. 2020年8月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月20日閲覧。
- ^ a b Ainsworth, Sean B. (2014) (英語). Neonatal Formulary: Drug Use in Pregnancy and the First Year of Life. John Wiley & Sons. p. 75. ISBN 9781118819517. オリジナルの2016-12-20時点におけるアーカイブ。
- ^ a b c World Health Organization model list of essential medicines: 21st list 2019. Geneva: World Health Organization. (2019). hdl:10665/325771. WHO/MVP/EMP/IAU/2019.06. License: CC BY-NC-SA 3.0 IGO
- ^ “Artesunate--amodiaquine combination therapy for falciparum malaria in young Gabonese children”. Malar. J. 6: 29. (March 2007). doi:10.1186/1475-2875-6-29. PMC 1831475. PMID 173528063
- ^ WHO Model Formulary 2008. World Health Organization. (2009). p. 187. hdl:10665/44053. ISBN 9789241547659
- ^ a b “Artesunate + Amodiaquine”. International Drug Price Indicator Guide. 2016年12月8日閲覧。
- ^ a b c d “Artesunate Amodiaquine Winthrop”. WIPO (2010年8月). 2016年10月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年12月12日閲覧。
- ^ a b “New, Once-a-Day Fixed-Dose Combination Against Malaria Now Available – DNDi”. www.dndi.org (2007年3月1日). 2016年12月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年12月12日閲覧。
- ^ Goldman, Lee; Schafer, Andrew I. (2015) (英語). Goldman-Cecil Medicine. Elsevier Health Sciences. p. 2112. ISBN 9780323322850. オリジナルの2016-12-20時点におけるアーカイブ。