アエロ A.200

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アエロ A.200

アエロ A.200(Aero A.200)は、ヨーロッパ・ツーリング機選手権大会のチャレンジ 1934向けに特別に設計製造されたチェコスロバキアの4座の低翼単葉スポーツ機である。

運用[編集]

大会でJan Ambrožが操縦するA.200は1位と2位を獲得したポーランドRWD-9ドイツフィーゼラー Fi 97の前に4位に終わり、Vojtěch Žačekが操縦するもう1機のA.200は34機中の14位であった。これらの機体の登録番号はOK-AMAとOK-AMBであった。

技術評価部門でA.200は大会参加機中4位を獲得し、74.5-77.6 mの記録で8-m越えの短距離離陸部門で最優秀の成績を収めたが、8-m越えからの着陸では118 mを要した。

特徴[編集]

A.200は、張り線で支持された低翼単葉の混合構造の機体で、楕円断面の胴体は金属フレームを木と羽布で覆っていた。後方折畳み式で木製構造の長方形の主翼は羽布で覆われ、全幅に渡る前縁スラットフラップを備えていた。多分割式キャノピーに覆われたキャビンは、前席が複式操縦装置を備えた並列2座で後部にも2座席を備えていた。機首にはNACA カウリングに包まれた星型エンジンと固定ピッチの木製2枚ブレードのプロペラと通常の尾橇式の固定降着装置を備えていた。

要目[編集]

アエロ A.200

(A.200)

  • 乗員:1名
  • 乗客:3名(副操縦士を含む)
  • 全長:7.80 m (25 ft 7 in)
  • 全幅:11.10 m (36 ft 5 in)
  • 全高:2.55 m (8 ft 4⅜ in)
  • 翼面積:16.6 m² (178 ft²)
  • 翼面荷重:57.2 kg/m² (11.7 lb/ft²)
  • 空虚重量:560 kg (1,200 lb)
  • 全備重量:950 kg (2,090 lb)
  • 有効積載重量:390 kg (860 lb)
  • 馬力重量比:0.17 kW/kg (0.11 hp/lb)
  • エンジン:1 × ヴァルター ボーラ(Bora)空冷9気筒星型エンジン、161.7 kW (220 hp)
  • 最大速度:255 km/h (138 knots, 159 mph)
  • 巡航速度:220 km/h
  • 巡航高度:6,300 m (21,000 ft)
  • 航続距離:800 km (432 nm, 500 mi)

関連項目[編集]

出典[編集]

  • Marian Krzyżan: "Międzynarodowe turnieje lotnicze 1929-1934", Warsaw 1988, ISBN 83-206-0637-3 (Polish language)

外部リンク[編集]