コンテンツにスキップ

ぬ利彦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社 ぬ利彦
本社が入るロジスティードビル(向かって右)と、ぬ利彦ビル南館(向かって左)
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
103-0031
東京都中央区京橋 2-9-2
ロジスティードビル(ぬ利彦1717ビル)
設立 1948年4月5日
業種 卸売業
法人番号 5010001053925 ウィキデータを編集
事業内容 酒類・食品卸
不動産賃貸
運送事業
コンピュータシステム販売
代表者 代表取締役社長 中澤彦七(9代目)
資本金 1,000万円
従業員数 約80名
主要子会社 アロンラインサービス
アロン・クリエイティブ
日枝あかさか料理部
ぬ利彦ITソリューションズ
関係する人物 初代 中澤彦七
外部リンク www.nurihiko.co.jp
テンプレートを表示

ぬ利彦(ぬりひこ)は、東京都中央区にある酒類食品等の卸売会社。

沿革

[編集]
  • 1717年 初代中澤彦七が酒・醤油の仲買人を営む
  • 1830年 酒類の売上金を活用して両替商を併営
  • 1892年 同業者の有志と東京卸酒販組合を設立
  • 1906年 宮内庁御用達業者に認定される
  • 1944年 東京都内に酒の直売店「国民酒場」を177店開業
  • 1962年 自社ビル2棟を京橋に竣工
  • 1999年 新木場に物流センター開設
  • 2017年 第1、第2 新自社ビル完成

会社概要

[編集]

1717年(享保2年)に初代中澤彦七が酒・醤油の仲買商「塗屋彦七」を営んだのが起源である。仲買の他に行商も併営し、日帰りで江戸近郊を往復していたのでその行動力から「天狗の彦七」と称されていた。社名は、商号の「塗屋彦七」から塗・彦の2文字を取って名付けられた。江戸中期には、酒・醤油の売上金を元手に両替商を併営した。明治期には同業者有志に呼びかけて東京卸酒販組合を設立し、酒類業界全体の発展に寄与した。東京府が東京都に名称変更した翌年にあたる1944年には、配給制による酒類統制に対抗するべく直売店「国民酒場」を都内各所に開店し、酒・醤油の安定的な供給に努めた。1982年にはIBM特約店となり、長年の営業によって培われたネットワークを基にマーケティング事業も開始している。歴代の社長は、彦七を襲名するのが慣習になっている。(現在は9代目)

関連会社

[編集]
  • 株式会社アロンラインサービス
  • 株式会社アロン・クリテイティブ
  • 株式会社日枝あかさか料理部
  • 株式会社ぬ利彦ITソリューションズ

外部リンク

[編集]