こぐまちゃん

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こぐまちゃん』は、わかやまけん(若山憲)の絵でこぐま社から発行されている絵本シリーズである。主人公はこぐまちゃんで、友達にしろくまちゃんがいる。円・楕円や四角などを多く用いた、単純で明確な絵と子供に親しまれやすくわかりやすいストーリーが特徴である。

解説[編集]

著者は森比左志わだよしおみ、わかやまけんの3人で、これにこぐま社の代表である佐藤栄和を加えた4人が企画段階から共同で作った本である[1]。作画はすべてわかやまによる。

主人公のこぐまちゃんはぬいぐるみのくまから着想して作られた。楕円で描かれた頭に、大きさの違う二つの楕円をつけて耳とする。耳は右耳が常に左より大きい。小さな目と鼻、ヘの字の口が顔の真ん中に小さくまとまっている。どの場面でも表情が変わらない[2]

1970年に日本の子供たちがはじめて出会う絵本というコンセプトでこぐま社より創作され、出版以来2017年時点の累計で954万部[3]以上発行されているロングセラーである。2018年時点での発行部数(トーハン調べ)は『しろくまちゃんのほっとけーき』が297万部[4]、『こぐまちゃんのみずあそび』が98万部[5]、『こぐまちゃんとどうぶつえん』が98万部[5]を記録している。

「はじめてのこぐまちゃん」シリーズは、わかやまの単箸で、こぐまちゃんシリーズよりもさらに低年齢層向けの赤ちゃん版である。

シリーズ作品[編集]

第1集[編集]

  • 「こぐまちゃんおはよう」(1970年)
  • 「こぐまちゃんとぼーる」(1970年)
  • 「こぐまちゃんとどうぶつえん」(1970年)

第2集[編集]

  • 「こぐまちゃんのうんてんしゅ」(1971年)
  • 「こぐまちゃんのみずあそび」(1971年)
  • 「こぐまちゃんいたいいたい」(1971年)

第3集[編集]

  • 「こぐまちゃんとふうせん」(1972年)
  • 「しろくまちゃんのほっとけーき」(1972年)
  • 「こぐまちゃんありがとう」(1972年)

第4集[編集]

  • 「こぐまちゃんのどろあそび」(1973年)
  • 「しろくまちゃんぱんかいに」(1973年)
  • 「こぐまちゃんおやすみ」(1973年)

別冊[編集]

  • 「さよなら さんかく」(1977年)
  • 「ひらいた ひらいた」(1977年)
  • 「たんじょうびおめでとう」(1977年)

はじめてのこぐまちゃん[編集]

  • 「たのしいいちにち」(1994年)
  • 「じどうしゃ」(1994年)
  • 「どうぶつ」(1994年)

脚注[編集]

  1. ^ 『こぐまちゃん新聞』第1号。
  2. ^ 『こぐまちゃん新聞』第2号。
  3. ^ わかやまけんさん15年に死去 「こぐまちゃんえほん」 Archived 2017年8月17日, at the Wayback Machine. 中日新聞 2017年8月17日
  4. ^ 企画:トーハン『ミリオンぶっく 2018年版』、p.31。
  5. ^ a b 企画:トーハン『ミリオンぶっく 2018年版』、p.44。

参考文献[編集]

  • 『こぐまちゃん新聞』第1号、こぐま社、2009年6月1日。
  • 『こぐまちゃん新聞』第2号、こぐま社、2009年9月1日。

外部リンク[編集]