コーヒーカップ
コーヒーカップ(英: coffee cup)は、食器の一つ。コーヒーを飲むときに用いられる。特にホット・コーヒーを飲む場合に用いられ、アイスコーヒーの場合はコーヒーカップではなくグラスに入れて提供されることが多い。
最も一般的なスタイルは、陶磁器で取手付きのカップとソーサー(受け皿)を一揃えにしたものから成る。ただし取っ手がないものや、受け皿がないものも多く存在する。容量は100-150ml程度のものが多い。一般なスタイルのコーヒーカップは、紅茶用のティーカップと比較して口が小さく、カップの上下での幅の違いが少ない。これは一説には、コーヒーの香りが飛んでしまうのを抑え、コーヒーが冷めるのを防ぐためだと言われる。
コーヒーの茶褐色が映えるように、内側が白色のものがほとんどである。しかし、陶器のカップについてはこの限りではない。
特殊なコーヒーカップ
- マグカップ
- 大型で取っ手の付いたもので、通常は受け皿がない。おおよそコーヒーカップ2杯分、約240ccの物が主流。マグカップとは日本独自の言葉で、本来はマグ自体がカップの意味になる、ビアマグ、コーヒーマグなど。
- タンブラー
- 大型で細長く、取っ手の付いていないコーヒーカップ。手から滑り落ちないよう、曲線的なデザインとなっている。コーヒーの保温目的と、直接カップを握れるよう、内部が二重構造になっている。
- デミタスカップ
- 通常の半分程度の大きさで、エスプレッソを飲む場合に用いられる。demiは半分、tasseはカップの意。
- カフェオレ・ボウル
- カフェ・オ・レ を飲むときに用いる専用の食器。大きめで全体的に丸い形状であり、取っ手がない。