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モロ(Moro) とはフィリピンのスールー諸島・パラワン島・ミンダナオ島などの島に分布するムスリムの総称で、現在およそ250万人いるといわれている。実際には言語・文化を異にする複数の集団から成る。フィリピンに到達し、初めて彼らと接触したスペイン人により一括してモロ人(「ムーア人」の意。レコンキスタ当時のスペイン人によるアラブ人やムスリムの総称)と呼ばれるようになった。スペイン人来航時にはフィリピン全域を支配していたが衰微してしまった。生業も集団により交易・漁業・農業と違いがある。
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