風魔

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風魔(ふうま)は、風魔小太郎を頭目とする相州乱波であり、足柄山中を縄張りとする忍者集団である。戦国時代後期の後北条氏勃興時に姿を現し、各大名に雇われていた伊賀者、甲賀者と戦いを繰り広げ、早雲から氏直まで北条五代の隆盛を影で支えたという。豊臣秀吉小田原征伐により北条氏が没落し、徳川家康が天下を取った後は、盗賊として江戸の町を騒がせた。家康は懸賞金をかけて盗賊の長である五代目・風魔小太郎を捕らえ、処刑した。これにより風魔一族は滅亡した。

一説には、風魔一族の堕落に耐えられなかった一族の一部のものたちが家康に密告し反乱を引き起こしたため、五代目は徳川に囚われたとも言われている。信頼性の高い現存する文献がほとんどないため、風魔忍群の実態は明らかでない。そのため後世に多くの伝説が生まれ、小説、映画、漫画、アニメの題材となった。とりわけ忍者漫画にしばしば登場する。

関連項目

モチーフとした作品