音圧

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音圧(おんあつ、: sound pressure)はによる圧力大気圧からの変動分である[1]。単位はパスカル (Pa)。

ある瞬間における圧力変位を瞬時音圧: instantaneous sound pressure[2]、ある時間区間における瞬時音圧の最大絶対値(=最大振幅)をピーク音圧という[3]。特別な指定のない限り、音圧はある時間区間における瞬時音圧の実効値(RMS)として定義される(ピーク音圧を指さない)[4]

健康な人間の最小可聴音圧は実効値で 20 µPa であり[1]、これを基準音圧として音圧をデシベル (dB) で表したものを音圧レベルと言う。

参考文献

  • JIS Z 8106 : 2000(音響用語)
  1. ^ a b 大野進一; 山崎徹『機械音響工学』森北出版、2010年、13頁。ISBN 978-4-627-66751-8 
  2. ^ "瞬時音圧 媒質中のある点で,対象とする瞬間に存在する圧力から静圧を引いた値。instantaneous sound pressure" JIS Z 8106 : 2000
  3. ^ "ピーク音圧 ある時間内で最大の絶対瞬時音圧。" JIS Z 8106 : 2000
  4. ^ "音圧 特に指定しない限り,ある時間内の瞬時音圧の実効値。sound pressure" JIS Z 8106 : 2000

関連項目