阪内川
阪内川 | |
---|---|
松阪市中心部を流れる阪内川 | |
水系 | 二級水系 阪内川 |
種別 | 二級河川 |
延長 | 約21 km |
水源 | 白猪山 |
河口・合流先 | 伊勢湾(三重県) |
流域 | 三重県松阪市 |
阪内川魚道見学 |
阪内川(さかないがわ)は、三重県松阪市を流れる二級水系の本流である。
概要
白猪山に源を発し、平野部を流れ大河内地区で矢津川を併せ、松尾地区、松阪市街を抜けて伊勢湾にそそぐ[1]。河口付近には松阪港がある[1]。この川は堰がとても多く存在し、ほとんどの水が用水路に行くため、夏には水が枯れている状態が続くことが多い。その堰の影響で魚が川上に登れなくなったので、魚が登れるように魚道がいくつも作られている。枯れ川の状態は近年特有ではなく、松坂城下に暮らしていた本居宣長は『玉勝間』の中で「川水すくなく潮もささねば舟かよはず」と記しており、航路としての利用はなく、主に灌漑用水として用いられていたことが窺える[1]。江戸時代には川岸に材木店が建ち並んでいた[1]。
冬には冬越しのために河口にカモなどが飛来してくる。下流にはコイなどが生息し、上流ではアマゴが放流されている。解禁シーズンを迎えると釣りでにぎわう。河口付近では金剛川に沿って(合流はしない)伊勢湾に注ぐ。