遠藤喨及
遠藤 喨及(えんどう りょうきゅう、1956年 - )は、日本、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、オセアニア、中東、タイ、バングラデシュで活動する指圧師、作家、音楽家。タオサンガ・インターナショナル代表。京都浄土宗和田寺の僧侶。タオ療法、タオ指圧、気心道の創始者。著書は数カ国語に翻訳され世界各地で出版されている。[1][2][3]
来歴
- 1956年東京都生まれ。[4]
- 1966年から1969年にかけて米国ニューヨークで暮らす。[5]
- 増永静人の講習に参加。その後研鑽を重ね気や経絡を見ることができるようになる。[6]
- 1983年頃からタオ指圧、気心道を日本、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、オセアニア、中東、タイ、バングラデシュで指導する。
- 1990年に得度し僧侶となる。音楽家としても活動する。[7]
タオ療法
遠藤喨及は経絡を見るという技法を解明しそれを人に伝える術を構築する[8]。それには他者と心を共感させる能力が必要[9][10]であり、心のトレーニングに仏教の教えを自身のメソッドに組み込む[11][12]。また増永静人が解明した経絡よりもさらに多くの経絡を解明しそれを体系づけている[13]。手技により経絡を施術し病気の原因となる邪気を排出する手法をとる[14]。
タオサンガ・インターナショナル
国や文化を超え世界にネットワークを持つ団体。NPOユニ、タオ指圧教室、仏教修行道場の運営、人道支援、海外支援活動等を行う。[15][16]。
NPOユニ
お寺がやっているNPO団体。仏教の利他の精神に基づき世界中で活動をしている。NPOユニの願い『与えられた人がまた、与える存在になること。そしてそれが無限連鎖で繋がっていくこと。国境、人種、宗教、思想、信条の別なく「心の豊かさを与え合う」こと。』[17]
著書
- タオ、気のからだを癒す(法蔵館、1999年3月)
- 「気と経絡」癒しの指圧法 (講談社+α新書、2000年5月18日)
- 気の経絡指圧法 安らぎのツボ・実技篇 (講談社+α新書、2001年11月20日)
- The New Shiatsu Method(英語版)(講談社インターナショナル、2006年12月1日)
- 気心道―タオ療法の秘力(だいわ文庫、2007年12月10日)
- 決定版 タオ指圧入門 (講談社+α文庫、2009年8月20日)
- タオ指圧、東洋医学の革命―証診断と経絡臨床の真実(ヒューマンワールド、2011年10月)
- 気の幸福力―気心道とタオ指圧(法蔵館、2012年6月10日)
- タオ指圧、究極の経絡メソッド―指圧史上はじめての施術法(ヒューマンワールド、2013年8月)
音楽
- ウォーター・プラネット(ミディ、1995年5月10日)
- ルナ・スピリット(ミディ、1996年8月25日)
- Solar harmony(ミディ、1998年3月1日)
- ソング・オブ・ピュアランド(ミディ、1997年6月25日)
- MANDARA DREAMS(ミディ、2000年3月15日)
- アミリタ(ミディ、2011年4月13日)
出典
- ^ 著書『気心道』、見返しページ
- ^ 著書『気の幸福力』、P230
- ^ 著書『気の経絡指圧法安らぎのツボ実技編』、見返しページ
- ^ 著書『「気と経絡」癒しの指圧法』、見返しページ
- ^ 著書『「気と経絡」癒しの指圧法』、見返しページ
- ^ 著書『気心道』、見返しページ
- ^ 著書『気心道』、見返しページ
- ^ 著書『気の経絡指圧法安らぎのツボ実技編』、見返しページ
- ^ 著書『「気と経絡」癒しの指圧法』、P47
- ^ ウェブサイト「精神世界の読書ノート」を参照。
- ^ ウェブサイト「指圧とその海外普及」、項目「指圧と応用指圧」を参照。
- ^ ウェブサイト「note」、項目「タオ指圧」を参照。
- ^ 著書『「気と経絡」癒しの指圧法』、P52、P53、P54
- ^ ウェブサイト「気の経絡タオ療法」、項目「タオ療法とは何か?」を参照。
- ^ ウェブサイト「e-nikka.ca」、項目「トロントの話題」を参照。
- ^ 著書『気心道』、P179
- ^ NPOユニ、オフィシャルウェブサイト「NPOユニについて」より抜粋
参考文献
- 遠藤喨及, 1999年『タオ、気のからだを癒す』法蔵館
- 遠藤喨及, 2000年『「気と経絡」癒しの指圧法』講談社+α新書
- 遠藤喨及, 2001年『気の経絡指圧法 安らぎのツボ・実技篇』講談社+α新書
- 遠藤喨及, 2007年『気心道―タオ療法の秘力』だいわ文庫
- 遠藤喨及, 2009年『決定版 タオ指圧入門』講談社+α新書