行動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。TjBot (会話 | 投稿記録) による 2012年5月25日 (金) 18:05個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (r2.7.2) (ロボットによる 追加: ka:ქცევა)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

行動(こうどう、: behavior)は、人間を含む動物の活動行い全般を指す言葉である。ただし、日本語の「行動」がもっぱら生物(とくに動物)に適用されるのに対し、英語の「behavio(u)r」は物体・機械など無生物の挙動・振舞いの意で用いられることがある。

類似した用語に「行為」(act)がある。こちらは一般に意図や目的を有する人間の活動を指すのに対し、「行動」は無意識の活動(条件反射など)も含む、より幅広い概念とされる。もっとも、両者の使い分けに関して統一見解があるわけではなく、分野や研究者によっては互換的に用いている場合もある。生物学心理学の分野では、自由意志の問題を回避するために「行動」の語が多用されるが、社会学では「行動」と「行為」を区別して用いることが多い。

滞留行動

滞留行動(たいりゅうこうどう)とは、人がある場所で歩みをとめたりする行動のこと。学術的な観念である。 広場や界隈(かいわい)での待合せや休憩など人の自由な意志るものと、通勤ラッシュなど混雑で移動困難になる人の意志によらないものがある。滞留は、計画した空間以外で偶発的に引き起こる場合もある。

参考文献

  • 地下街における歩行者の停留・滞留行動と空間条件との関係、日本建築学会計画系論文集 76(660), 321-326, 2011年
  • アーケードのある街路の空間特性に関する研究 : その5. 滞留行動について(空間行動分析(1),都市計画) 学術講演梗概集. F-1, 都市計画, 建築経済・住宅問題 2010, 805-806, 2010

関連項目