蛇池 (出雲市)

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蛇池
蛇池
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成(2015年撮影)
所在地 島根県出雲市湖陵町大池[1]
位置
蛇池 (出雲市)の位置(日本内)
蛇池 (出雲市)
北緯35度18分00.24秒 東経132度39分13.29秒 / 北緯35.3000667度 東経132.6536917度 / 35.3000667; 132.6536917座標: 北緯35度18分00.24秒 東経132度39分13.29秒 / 北緯35.3000667度 東経132.6536917度 / 35.3000667; 132.6536917
面積 0.2[1] km2
周囲長 1.75[1] km
成因 人造湖ため池[2]
淡水・汽水 淡水
プロジェクト 地形
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2018年頃
蛇池(左)と蓮池(右)。周辺はいづも大社カントリークラブ国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成(2015年撮影)。

蛇池(じゃいけ)は、島根県出雲市湖陵町大池にあるため池。池の名の由来とされる話が今に伝わる。

概要

江戸時代に築造されたと伝わるため池で[2]、周囲2.85キロメートル[1]。現在も地域の水田農業用水を供給している[2]。また、池の周囲にはが植えられて地元住民の憩いの場ともなっている[2]。湧水からなる池の水は、かつては醸造茶の湯にも利用されていたという[1]

伝説

寛文の頃、出雲大社の拝殿建替えにあたって呼び寄せられた左甚五郎は、この池に住むという蛇(龍)を彫るように命じられた。七日七夜に渡って灯明を掲げて祈ると雷雲とともに池から蛇が現れたため、これを彫り上げて大社に奉納。彫物は拝殿の破風に掲げられたが、毎月1日と15日になると暴れ回ったので針金で縛り付けたものの、それでも動くことから鋸引きしてようやく静まったという。地元では蛇を鎮めるため池のそばに蛇池神社を建立して水の神として祀った[3]

脚注

  1. ^ a b c d e 蛇池(ジャイケ)”. しまね観光ナビ. 2013年9月6日閲覧。
  2. ^ a b c d ため池百選一般投票・投票対象ため池の概要 中国地区(島根県)”. 農林水産省 (2010年1月8日). 2012年6月9日閲覧。
  3. ^ 蛇池に伝わる伝説”. 国土地理院 (2011年1月6日). 2012年6月9日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • 島根県湖陵町蛇池の環境地質 NAID 110006940176 - 島根大学学術情報リポジトリ