茅野弘
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茅野 弘(ちの ひろし、1923年7月22日 - 2002年3月28日)は、日本の実業家。カメラメーカーのチノン株式会社創業者。
経歴
[編集]長野県諏訪郡宮川村(現:茅野市宮川)出身。宮川尋常高等小学校を卒業後、上京し鉄工所で10年間働き、光学機器製作技術を習得して独立。
1948年に守屋精治、木村正浩とともにチノン株式会社の前身「三信製作所」を創業した。業績悪化で150人の希望退職を募った1993年、代表取締役から名誉相談役に退く。経営再建のため1997年のコダック傘下入り決定を伝えた石城祐吉社長(当時)に対し、「チノンという名前を残してくれたことは良かったと思っている」と語ったという。
チノン元常務で諏訪護国神社元宮司の茅野光英(ちの みつふさ、2006年4月9日没)は実兄。娘婿は茅野正澄(株式会社チノン代表取締役)、後藤茂之(政治家)。
参考文献
[編集]- 『現代信濃人物誌 6』(1972年)
- 「敗軍の将、兵を語る-人物・石城祐吉氏」(『日経ビジネス』1997年11月3日号、日経BP社)