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范彊

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范 彊(はん きょう 生没年不詳)は中国後漢末期から三国時代の軍人。

張飛配下。 孫権軍の荊州侵攻による関羽敗死の後、仇討ちのため荊州に出兵することが決定され、その準備が本格的に行われていた。準備に時間を追われていた221年6月、范彊は同僚の張達と共に張飛を暗殺してへ逃亡した。その後は不明である。

小説『三国志演義』では、張飛の三日以内に全員分の白装束を用意せよという無理な命令に対し、同僚の張達と共に延期を進言したところ、折り悪く張飛が酒に酔っていたので棒で叩きつけられた上、「期日までに用意できなければ斬る」と脅される。そのため、張達・范彊は張飛の寝首を掻き、その首を持って呉に降っている。その後、夷陵の戦いの最中に呉から陣へ張飛の首と共に送還され、張飛の子張苞に斬られている。