コンテンツにスキップ

真珠様陰茎小丘疹

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。ZéroBot (会話 | 投稿記録) による 2012年5月14日 (月) 04:22個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (r2.7.1) (ロボットによる 追加: ca:Pàpules perlades)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

該当症例の男性生殖器の画像があります。
→[表示]をクリックすることで開きます
画像中、亀頭下部周辺に密生している小さな突起群が真珠様陰茎小丘疹である

真珠様陰茎小丘疹(しんじゅよういんけいしょうきゅうしん、Pearly Penile Papules)とは、陰茎亀頭冠の外周およびそれに近接する包皮に、大きさの揃ったイボ状の脂肪のかたまりが複数発生している症状。男性の約20%に自然発生する生理現象である。

発生部位が似ていること、見た目がイボ状であることから、尖圭コンジロームと間違われる事があるが、真珠様陰茎小丘疹は全くの無害であり、性病ではない。

美容上気になる場合は、レーザー光線電気焼灼によって治療できる。ただし、病気ではないため保険適用外となり、治療費は3~10万円と高額になる。

尖圭コンジロームとの見分け方としては、尖圭コンジロームは赤色で放置すると患部が広がっていく(ぶつぶつが増えていく)のに対し、真珠様陰茎小丘疹は白色で放置しても増えることはない。 ただし、医師に専門知識が無い場合は、誤診される恐れもある。

真珠様陰茎小丘疹の女性版もあり、Vestibular papillae of the vulvae, Vesticular papulosis, Hirsutoid papillomas of the vulvae,などという表現がある。男性版同様、治療は必要ない。

関連項目