濱田英嗣

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濱田 英嗣 (はまだ えいじ、1953年 - )は日本の水産学者。現在は摂南大学農学部教授[1]農学博士九州大学、1987年)[2]。専門は水産経済学[3]

経歴・人物[編集]

和歌山県生まれ[4]高崎経済大学経済学部卒業。九州大学農学研究科博士課程単位取得退学退学。1987年農学博士取得。1984年長崎大学水産学部助手、1987年長崎大学水産学部助教授、1991年東京水産大学水産学部資源管理学科助教授を経て、1998年下関市立大学経済学部教授に就任。2019年6月同大学名誉教授[5]。2020年4月より現職。

2008年10月下関市立大にフグ研究の拠点「フク資料室」を開設し、国内外の研究者と「フグ産業研究会」を立ち上げ、下関フグのブランド力探求を研究[6]。従来のフグ研究は毒や生態系など自然科学的なアプローチが主流であるが、新たな研究拠点を設け、経済学や歴史学といった社会・人文科学の新しいアプローチを加えて深く研究することを課題としている。

著編書[編集]

著書[編集]

  • 『ブリ類養殖の産業組織 - 日本型養殖の展望』成山堂書店 2003年
  • 『生鮮水産物の流通と産地戦略』成山堂書店 2011年

編書[編集]

  • 『ブリの資源培養と養殖業の展望』(松山倫也・桧山義明・虫明敬一との共編)恒星社厚生閣、2006年
  • 『下関フグのブランド経済学 1』(編著)筑波書房 2009年
  • 『下関フグのブランド経済学 2』(編著)筑波書房 2012年

所属学会[編集]

  • 漁業経済学会
  • 地域漁業学会
  • フードシステム学会
  • 日本流通学会
  • 地域政策学会

受賞[編集]

  • 漁業経済学会学会奨励賞 1989年
  • 漁業経済学会賞/地域漁業学会賞 2003年

社会活動[編集]

  • 養殖魚インフォメーションセンター検討委員会(全国かん水養魚協会)委員長
  • 水産物サプライチェーン流通総合企画委員(水産庁・魚価安定基金)
  • 山口県卸売市場審議会委員
  • 北九州市中央卸売市場開設運営協議会委員

出典[編集]

外部リンク[編集]