津守氏

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津守氏
氏姓 津守のち宿禰
種別 神別天孫
本貫 摂津国住吉郡
著名な人物 津守己麻奴跪
津守大海
津守吉祥
津守国夏
津守国基
津守国美
津守国栄
後裔 笠嶋氏社家
凡例 / Category:氏

津守氏(つもりうじ)は、「津守」をの名とする氏族

住吉大社大阪府大阪市住吉区)の歴代宮司の一族で、古代以来の系譜を持つ氏族である。

出自

津守氏は、天火明命の流れをくむ一族であり、摂津国住吉郡豪族田蓑宿禰の子孫である。田蓑宿禰が「七道の浜」(大阪府堺市七道)(当時は住吉郡)において200年新羅征伐から帰還した神功皇后を迎えた時、神功皇后住吉三神の神功があったことから、田蓑宿禰に住吉三神をまつるように言われている。津守とは「津(港)」を「守る」という意味で、港の管理を職掌とした。

なお、『住吉大社神代記』によれば、垂仁天皇景行天皇の頃には、意弥那宜多命(おみながたのみこと)の子の意富弥多足尼(おおみたのすくね)が活動していたという[1]

遣唐使神主

南朝御座所

脚注

  1. ^ 田中卓『住吉大社神代記の研究』田中卓著作集7(図書刊行会、1998年)

関連項目